見出し画像

【アニメ感想】2024年冬アニメ総括~そして春アニメへ

4月から『ささやくように恋を唄う』のアニメが始まります!!楽しみ!!!!(時候の挨拶)

というわけで、普段本数を見ないのになぜか気合入れて(当社比で)沢山アニメを観た人による2024年冬アニメ総括です。原作を読んでいたりいなかったり、1クール目だったり2クール目だったりしますがこまけぇこたぁいいんだよ!!の精神。作品は名前順にしてあるのでtierとかでは全くない


アンデッドアンラック

本誌勢ですがアニメ範囲しか喋りません。君に伝われ!!

良かったところは

  • 本誌勢も知らない補完(特に第1話!)がヤバイ

  • 戦闘シーンは一級品

  • バニーが可愛い

初っ端アレはずるいですね。アンデラ観てるって感じだ。情報量でぶん殴るのがこの漫画の常套手段なので。戦闘シーンも平均打点が高く、特にアンディvsヴィクトルはいい出来だったと思う。vsリップの空中戦も好き。言わずもがなベストバウトはジーナ戦ですが。バニーが可愛いに関しては、見た人は分かると思うけどとにかくバニーが可愛い(トートロジー)。23話のアバントの悪そうなバニーが特に可愛い。木野日菜に感謝

微妙だったところは

  • 回想が多くてテンポが悪い

これに尽きる。アンデラの一番の強みはテンポなので、ここは残念だったかなという印象。その回でやったシーンを回想シーンとして入れるのは流石に親切過ぎかなと。じっくりやる分にはそんなに悪いとは思わないけど、前回までのあらすじが多いのはちょっと…。初めてサブスクの「あらすじをスキップ」ボタンを使おうと思った。

あと全体を通して言えるのがシャフト感が強いということ。これに関しては好みの範疇かなと思う。スタッフにシャフトの人がいるのを放送後に知った。1期の抽象的な演出のOPしかり、パロディ色強めなコメディしかり(ex. スポンジボブ)。目のECU(エクストリームクロースアップ)とかもシャフトっぽい。私としては好きだけど、イケイケゴーゴーのバトル演出だと思っていたので意外ではあった。

安野先生周りの演出は「CV. 内山夕実がハマらなかったけど演出意図は分かるからOK」の立場です。もうちょっと男声成分強い子だと思ってたので…。でも次回予告で喋らないやつは滅茶苦茶好みドストライクだからもろ手を挙げて絶賛する所存です。私は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の例の爆発後の次回予告で絶頂したオタク(唐突な自己紹介)。ナナリーィィ!!!

あまりに良かったのでジーナ戦の話をまたしたいのですが、先ず水の表現が変態的に素晴らしい。階段を下りるおばさま美しすぎる。死に際のおばさまを看取るときのアンディもイケメンだし、キスシーンの抱き寄せるアニオリも完璧すぎてシャッポを脱がざるをえなかった。不変バリアの足元の穴が分かり易かったのもナイス(ここまで一息)


実はこの中で一番好きな原作漫画はアンデッドアンラックなので、ここだけ漫画の宣伝させてください。本当に面白いので是非読んで下さいあわよくば本誌も読んで♡

(多分普通貼るべきはkindleのリンクなんだろうけど別に私はアフィリエイターでもなければkindle本を買う人でもないので集英社のリンクを貼っているの図)

薬屋のひとりごと

総評:とても良い出来
特に良かった点

  • 植物の表現がべらぼうに美しい

  • ワンコ化とニャンコ化が著しい

  • 性表現もできるだけ言及してくれた

先ず植物についてですが、まあ1期のOP見れば分かるよね。深夜なのに目が覚めたわよ

(姉ちゃんたちのためならまだしも普通に頼んでこんなに踊ってくれるか?とドラマ撮影パロ思考になっている)

映る植物すべて美しい。青い薔薇、鳳仙花、その他諸々こんなに美しい花が見られるんですか!?って感じだった。眼福とはこのことなり。

SD表現についても、人死にも多く花街関連の陰惨な話も多い本作で、きちんと日常パートでSDを使って画面の緊張を緩和していた。出生の話でも事件の話でも、基本どこからでもシリアスに持っていけるからこそ緩急をつけるのは本当に大事。あと視聴者には誰が大型犬で誰が猫か分からせることも必要なのだ。

羅漢周りが特に良かったけど、やっぱり娼館について逃げずに描いたことも良かったところ。妓女の扱いのひどさも日和らず描写されているし、だからこそ羅漢の見受けシーンも光る。猫猫が緑青館の妓女達を常に気にかけるのも、単に育ててもらった恩義と友愛にとどまらず、こうした現実があってより切実なものとなる。

2期決定おめでとうございます

シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~

シャンフロはマガジン本誌もアツいから読むといいと思います。ゲーム大会でのカッツォからサンラクへの感情がちょっと湿度があるのでお姉さま方もどうか…

全体としては普通によい。良いけどもっとテンポよく欲しかった印象。ただ題材的に喋らないといけないのも分かるので理解はできる(とくにチュートリアル)。戦闘シーンはみんなかっこよかった。

アニメで一番良かったのは「天音永遠→遠き日のセツナ」へのクソデカ感情ですね間違いない。ペンシルゴンが「セッちゃん…」って言いながら桜の木を見るカットを100回くらい見た記憶があるんだけど、実際多かったと思うし湿度が高い。彼氏ができてもあんな顔はしなさそう。

エムルが可愛い。一回人間フォームにするけどちゃんとウサギちゃんに戻してくれるから好感が持てる。ここがニコニコなら「もどして…」ってなってるところだよ。愛らしい演技も相まってエムルのサンラクへのなつき度合いが堪らない。ちなみにテレビ放送版だとロゴ出しにエムルがいる。可愛い。PIXARで言うと電気スタンド枠ですよ!

シャンフロ劇場について。この二次創作のノリ自体は嫌いじゃないけど(ヒント:時代)ウェザエモン戦決着の特殊エンディングの後に平気でシャンフロ劇場~!!し始めた時はビビったし、普通に一回画面閉じて余韻を味わってからあとで見た。リアタイ出来なかった不覚

好きな回は玲ちゃんがサンラクをストーカーする回です。

スナックバス江

????「クソリプが来た時どうすればいいか分からないの」

????「これを使えばいいと思うよ」

多くの読者も、そして私自身もスナックバス江をハイテンションギャグマンガとして考えていたので、アニメにするなら僕とロボコみたいになるだろうな~と考えていた。

しかし、実際に見てみるとそこにはゆったりした空間とまったりしたやりとりがあった。私はスナックに行ったことがないから分からないが、店員と客がやりとりするように、一言一言はっきりとした台詞に驚いた。インタビューを読むと、確かにスナックの空気感を大事にしていることが伝わってくる。

成程そういうのもあるのか、と感心した。焼酎の水割りを作る過程とかをじっくり描く尺のぜいたくさも好き。それでいて本作の特徴であるパワーワードはしっかり押してくる。お姫様は女の子だけの専売特許じゃねぇぜ!!

ところで、スナックで歌われるカラオケ曲って本当にこういうラインナップなのかな?半分くらいは聞いたことあるけどヨクワカラナイ

葬送のフリーレン

なんかアニメのランユベ盛られてない…とか思ってたら本誌もランユベ大勝利みたいな展開になって笑ってしまった。

バトルシーンの出来がいい、のは当然としてカプ厨へのサービスがヒルトンホテルばりに行き届いていると感じた(ヒルトンに行ったことはない)。ランユベはもちろんのこと、シュタフェルの細かいアニオリやラヴィカンで毎週気ぶっていた。心のノスタル爺がずっと「抱けーっ!」と叫んでいる、未だに。


ユーベルの「メガネ君さぁ」がクセになってんだ。漫画を読んだときはそんなに気にならなかったのに、アニメでユーベル見ると「こんなえっちな格好しとんのか…メガネ君は責任とらんといかんよこれは…」の念が強くなってゆく。これは実家に挨拶に行くしかない行った

一緒に釣りをするシュタルクとフェルン、雪下ろしをするシュタルクとフェルン、多分原作にもありましたよ(お目目グルグル)。制作陣にシュタフェル過激派がいる、これは間違いない。むっすーしかりポカポカしかり、細部に至るまで余念のない可愛さ。嘘やろ…こんな尊さが許されてええんか…

そしてアニメ観て一番印象が変わったのがラヴィカン。逆にもう一回漫画を読み返して「別に百合ちゃうやろ」から「キテル!絶対キテル!」になった関係性でもある。例えばここ

『葬送のフリーレン』第27話「人間の時代」次回予告①

ここ原作56話だと二人は橋の上ですぐ隣なんですけど、アニメだと敢えて建物の前にして、しかもわざわざデカいオブジェ?を立てている。で

『葬送のフリーレン』第27話「人間の時代」次回予告②

これを横切らせて「離れた距離から(加えて画面中央にある視覚的な壁を超えて)わざわざカンネの方に寄ってきたラヴィーネ」を描写している訳です。シネマトグラフィーを使って全力でラヴィカンを叫んでいる!!!アプリで読み比べてみよう

あと「笑った顔が可愛い」は好きな女の子にしか言わないな…と正気に戻って考えてまた気ぶった。どっちが正気なのか

(齢1000歳を超えて「彼氏だったかもしれん…」ってなるクソボケエルフ・フリーレンと、50歳くらいから「このままだとみんなと一緒に年をとれない…なんとかせな!」でアクションを起こす中年の危機エルフ・マルシルが同クールで一緒にいるの面白い)

ダンジョン飯

1クール目分の感想。ちなみに漫画は全部読んでます(bookwalkerの50%還元のときに割引全巻セットを買ったのだが、このKADOKAWAの福利厚生っぷりよ)

制作TRIGGERの期待感からの、その期待を更に超えてくる出来。何気ない動き一つひとつがアニメーションしていて眼福もの。アクションシーン以外の活き活きとした動きに目がいっちゃうのは名作の証拠だと思う。特に良かったのは第8話『木苺/水炊き』のマルシルとファリンですね。

ダンジョン飯3巻

漫画だとコミカルに見えるんだけど(小川を渡るコマとかね)、アニメだと動作一つひとつが丁寧に描かれていて本当に満足度が高い。ちょっとこけながら走るマルシルのカットなんで何遍でも見られる。

あとこの回、洞窟の表現が美しくて二人の距離が近いから何だかお耽美に見えて仕方ない。多分状況が「転校してきた優等生をよく授業をサボる落ちこぼれが秘密の場所へ連れ出す」なので余計にそういう感じに見えてしまう。実際には親子の方が近いけど。

(ところで12話のマルシルとファリンヤバない?放送できる?もうしてる?はい…)

もちろん飯が上手そうなのは言うまでもない。全部旨そうなので公式サイトでもう一回見るといいと思います。腹が減るなあ。2クール目の山場になりそうなファリンが××××になるシーン楽しみ。すごくかっこいい……

姫様“拷問”の時間です

トーチャー(CV. 伊藤静)の解釈一致度合いがすごい。脳内再生と寸分たがわず一致した


とても良かった。予算内でやって欲しいことは全部やってくれた感。飯は旨そうだし、温泉は気持ちよさそうだし、子供たちは可愛かった。この漫画に求めてるものが全部そこにあった。

幼女が可愛い。特にマオマオちゃんが可愛い。幼女が可愛いと言うことは、それを見守る大人のリアクションに説得力が出るということだ。魔王様の溺愛ぶりも、姫様のあまあまっぷりも素晴らしかった。7話の運動会とかほぼ父母の気持ちで見られた。

姫ちゃんのイケメンっぷりも際立っていた。バニラちゃんを落とす姫ちゃん、罪深い。抱かれたい男ランキングTOP10に余裕で入る(???)。陽ちゃんと陰ちゃんの学生時代のシスターフッド感とか、トーチャー出張回のうどん食べるときの色気とか、他にも沢山のたしかなまんぞくがあった。全然関係ないけど、姫様はトーチャーの結婚式でスピーチして欲しいし、引き出物のバウムクーヘンとお紅茶で“拷問”して欲しい。

ところで最初の1話のリンクから漫画をお読みいただいた方は分かると思うが、この漫画初期はお色気路線もあった。何話かするとなくなったんだけど、これアニメでどうなるかな~と思ったら微妙に残しつつクリーンになっていた。多幸焼(たこやき)の淫紋の件とかちょっと意識して作ってるように見える。拷問は人を幸せにするものだからな



ルーシュ・ブリタンのボディタッチが据え置きなのは笑ったけど。

作者が思いっきり声優ネタに走ったけど白石晴香さんが普通に上手だった。


(これはアニメの感想じゃないから小声で言うけど「最速はabemaか…Amazonプライムじゃダメ?」と思ったのは内緒)

魔都精兵のスレイブ

やったねたえちゃん2期決定だよ!!

ついでにジャンプ+界の五条悟こと山城恋組長は多分ざーさんだ喜べ!!

ということでまとスレのアニメの感想。良かったところは

  • 作画が大崩れせず適度に動いて満足感が高かった

  • 「そういえば戦闘中も鎖つけてるけどどうやって戦ってるの?」に対して「相手を縛ったり引っ掛けたり、京香さんが縦横無尽にバトルしてます」というアンサーがあった

  • 次回予告の寧ちゃんかわいい

ですね。最初のPVで「CGが微妙…大丈夫かこれ…」の気持ちだったけど、延期してでもいいものが出来上がったのも良かった。2期もあんしん

イマイチなところはエロシーンもっと動かして!!ってところですね。エロ作画自体は悪くないと思うけど、もうちっと動きが欲しい。あとBGMとエフェクトが若干うるさいときがあった。京香さん達のえっちな声と肉体で勝負できると思うんだけど…まあ好みの範疇ということにしておこう。

ビックリしたところは卑しか女が引くほど出張っとる…ですね。流石は人気投票1位、格が違う。あと絶対に胸モルペコしてた。いいぞもっとやれ

この漫画の最大のセールスポイントは優希の寝取られで京香さんの脳が破壊されるときなので、2クール目からが本番だ。楽しみ

魔法少女にあこがれて

汚いニチアサの名は伊達じゃない!!

一言で感想:最高

先ず最初にアニメ化すると聞いたときは頭おかしいんじゃないか?と思った。作者もそう言っていた。JCの裸はいけるのか…?夜の公園でSMプレイはセウト…?アズールはもうダメ?様々な不安を跳ね飛ばす勢いで毎話度肝を抜いてきた。特に第十話「ロコ×ルベ」はずっとまほあこ…やるんだな!?今…!ここで!状態で観ていた。JCの百合えっちは許された、これは人類にとって大きな一歩である。

この回で頭おかしいのは「セッ●スしないと出られない部屋」じゃなくて「総帥が満足しないと出られない部屋」であること。もし総帥が「じゃあ次はリバースで」と言ったらロコルベはタチネコ逆転してえっちしないと出られない。もちろん大変えっちだったので総帥のお肌はツヤッツヤになった。

魔法少女にあこがれて4巻

ルベルがロコの寝姿を見てムラっときたカットを挟んだのも「理解ってんな~」って感じで最高だった。友愛から恋愛へ、そして性愛へ。この漫画、性愛までシームレスに移行するのが特徴。視力上がる。幼馴染は勝つ!!

あと重要な設定上の話として「星の演出」がある。

魔法少女にあこがれて3巻

ここ、どうしても白黒だと見づらいんで(おぞましさはちゃんとあるけど)、アニメでかっこよく演出されていて嬉しかった。クソヤバ女の演技もいい狂気だった。主人公の目に星が宿るアニメは名作だからな間違いない

ラグナクリムゾン

原作未履修

「俺TUEEEE」かと思ったら「敵も強いし幼馴染ちゃんは脱落するし守りたいと思えたものもすぐに掌から零れ落ちるから主人公が毛ほども羨ましくない」アニメだった。私の主人公への好感度は高い。

作画に関して:全体的にはよく動いていたと思う。ただvsウォルテカムイで若干燃え尽きた感じがするのは残念。2期のOPの変身カットとかもうちょっと凝って欲しかった。

アニメ全編通してクリムゾンがルルーシュっぽい役割を担ってて、枢木ラグナがやらかして視聴者が爆笑する件が盛りががっていた気がする。人の計画したチャートがガバることほど見ていて楽しいものはないですからね。

綿密な計画ほど作劇的には破綻することが求められるから、計画がないのが最強の計画なのだ(とポン・ジュノ監督も言っている)

見る予定の春アニメ

2024年春は

  • 狼と香辛料 merchant meets the wise wolf

  • 怪獣8号

  • 烏は主を選ばない

  • 鬼滅の刃 柱稽古編

  • ささやくように恋を唄う

  • ダンジョン飯(2クール目)

  • ブルーアーカイブ The Animation

  • 忘却バッテリー

  • 僕のヒーローアカデミア

  • 無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール

  • ゆるキャン△ SEASON3

  • 夜桜さんちの大作戦

を観る予定です。嘘みたいだろ…全然減ってないんだぜ…

4月から忙しいのになぜ本数が減らないのか。筆者はAmazonの奥地へと向かった

ジャンプGIGAはまだか









(本当にどうでもいい話)

私は普段1クールに2~3本、よくて4本くらいしかアニメは観ず、遅れて履修することが多いオタク。珍しく履修してる原作付きは頑張って観ようと思い立った結果、大変だけど完走できた。嬉しい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?