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2023年セントライト記念振り返り



事前予想

メモ

✅上り3F 33秒台が出るような高速馬場
✅内前有利、外やや不利
✅前半5F 60.1
✅後半5F 58.8
✅ラスト1F 11.0
✅0.7秒の加速ラップ
✅勝ち時計2:11.4は過去10年で2番目に早い

例年の開催と同じように、早い時計の出る馬場での開催でした。ドゥラエレーデがハナをとり、それにウィズユアドリームやグリューネグリーンが続く形。戦前の想定通りほぼ平均ペース(前半5F 60秒程度)で流れ、後半のスピード勝負となりました。好位置からキレイに抜け出したレーベンスティールが一着。人気を集めたソールオリエンスは大外を回したことも影響し、2着までという結果でした。

このレースでは上位二頭の能力が抜けていたとみて間違いないでしょう。

馬の状態や道中の位置取りから、レーベンスティールとソールオリエンスは着順ほどの差はないという意見が多く見られますが、着差や上がりの数字をみても今回は明らかにレーベンスティールが強かったと考えてよいと思います。

私の個人的な考えでは

高速馬場への適性は
レーベンスティール > ソールオリエンス

重い馬場、不良馬場への適性は
ソールオリエンス > レーベンスティール

としているため、今後二頭がぶつかる場合はコースと馬場状態に注意したいと思います。(勿論状態など他の要素も含めて)

馬場状態

9/18(月)7:00
クッション値:8.8(標準)
含水率(芝ゴール前):13.4%
含水率(芝4コーナー):15.8%
使用コース:Bコース(Aコースから3メートル外に内柵を設置)
芝の状態:
1週使用したが、傷みは少なく引き続き良好な状態

レースラップ

過去5年の平均ラップと2023年セントライト記念のラップ比較

レースレベル

2歳新馬戦(芝1600m) 過去5年
セントライト記念 過去5年

同日に行われた2歳新馬戦と時計的な比較を行うことでレベルの判定を行います。

マイルの距離で行われた2023の新馬戦は全体時計や上がりの数字から考えるとかなり優秀なものでした。過去5年でみると1秒以上抜けて早い勝ち時計であり、着差も優秀。勝ち馬ショーマンフリートは強いとみています。

それも踏まえてセントライト記念の数字をみると、過去5年では最速の数字ではあるものの、今年の馬場水準を考えると少し物足りない数字かなと思います。

ただし、後半5F 58.8は非常に優秀であり、レーベンスティールの上がり3Fは33.9、ラストも加速ラップで上がっているため、前半がスローだったことで時計が出なかったのかなと考えています。

よって、レースレベルは例年より高めであり、その中でも上位二頭のレベルが抜けていたと判断します。

ピックアップ馬

1着 レーベンスティール

戦前の期待通りの快勝でした。調教過程をみるに、新馬戦以来の渾身の仕上げだったと思われます。モレイラ騎手を配置してきたことからも、陣営は本気でここを獲りに来ていたのでしょう。レースでは内目を通って折り合いもついており、直線ではスムーズに追い出せていたのでその点は恵まれていたかなと思います。ラスト2F 11.7-11.0という素晴らしい数字を叩き出しており、高速馬場でこの馬にかなう同世代の馬はいないのではないかと考えるほどです。ここまで馬体が大きく増えたことがないため、このまま菊花賞に向かうのであれば状態面には注意したいと思います。関西遠征や荒れた馬場を苦にしないのであれば上の世代と同じレースに出てもトップレベルの活躍が期待できるでしょう。

2着 ソールオリエンス

今回は馬場適性の差、仕上げの差を加味しても完敗だったかなと思います。世代No.1とみていた方が多いと思いますが、ダービーと同様に馬場適性の優劣を含めて覆すほどの能力はないと考えます。それでも中山2200mで大外から差すのは至難の業なので、この世代で上位の強い馬であることは間違いありません。気になる点は、関東での開催なのに馬体重が増えなかったこと、レース後鞍上コメントがなく、調教師陣営のコメントでは今回の着順が想定外のトーンだったことです。これは私の想像ですが、今回はそこそこ仕上げてしっかり勝ちに来ていた可能性もあるのではないかと思います。レース前は菊花賞の本命候補だったのですが、レースまでの過程に注意して慎重に判断すべきだと思い直しました。

3着 シャザーン

今回の好走は鞍上の好騎乗が主要因だとみています。道中は内目で折り合いに専念し、4角で先団に並びかける王道の競馬。このコースで馬券圏内に来る馬に求められる騎乗を完璧に実行したと思います。馬自身については、すみれSで見せた瞬発力がこの馬の真骨頂だと考えています。前半はゆったりと自分のペースで運び、後半にかける競馬ができれば、長めの距離でも好走可能な馬だと思います。陣営は戦前距離を気にする発言をしており、同産駒の特徴からも今後は2000mあたりが主戦場になる気がしています。友道厩舎は長い距離を走る馬をつくるのが上手い厩舎なので、そのレース選択には要注目です。また、この馬については鞍上が固定で乗る方が今後期待できると思います。

4着 セブンマジシャン

人気馬とほぼ同じタイミングで仕掛け、ソールオリエンスに次いで差してきましたが、3着には届かず。惜しい4着となりました。小倉2000mで上がり3F 33.5という素晴らしい脚を使うことができる馬なので確実に能力はあるのですが、このメンバーが相手になると瞬発力勝負では分が悪かったかなと思います。これまでの戦績から、中山競馬場がベストではないことは明らかです。ここまでもどかしい競馬が続いており、東京や阪神などの王道コースを走る機会が少ないので真の実力を見せることができていないという印象です。予想記事でも書いたのですが、現状この馬のベストパフォーマンスは重馬場の黄菊賞を11.8-11.8-11.8のラップで駆け抜けたものだったと考えており、阪神でのレースに出てきた際には注目したいです。

独り言

私はレーベンスティールに本命を打っており、馬券も単勝本線で購入していたため結果は最高でした!

おそらく今後もソールオリエンスと一緒のレースに出ることがあると思うので、再戦も楽しみにしたいですね(^^)


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おず




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