2023年天皇賞(秋)予想
結論
◎ ジャックドール
〇 イクイノックス
注 ダノンベルーガ
注 プログノーシス
注 ガイアフォース
注 エヒト
注 ドウデュース
注 ジャスティンパレス
予想ポイント
①天皇賞(秋)のラップ傾向
②重要データ
①天皇賞(秋)のラップ傾向
以下は2018年から2022年のレースラップとその平均ラップを示したものです。縦軸は1Fごとのラップタイムを示していて、上に行くほど遅いタイム、下に行くほど早いタイムになっています。
去年はゴール寸前まで粘ったパンサラッサのラップが記録されているため、異質なラップになっていますが、基本的には再現性のある素晴らしいラップが出現します。
上記の2022年を除いた過去4年の前後半平均は
前半5F（1000m） 59.9
後半5F（1000m） 57.3
であり、2.6秒の後傾ラップ（前半が遅く後半が早い）となっています。
後半重視の究極の5Fスピード勝負がこのレースの本質です。王道のコースであり、キレイな馬場をはやく走る力が問われるレースです。
②重要データ
天皇賞(秋)で重要となるのはG1好走経験です。
過去10年の3着以内馬全30頭（重複を含む）の内、27頭が出走以前にG1で馬券になった経験がありました。
さらに、そのうち23頭がG1を勝った馬でした。
ここで一般的ともいえるデータを持ち出したのは当然理由があります。
このレースは出走するほとんどの馬が最終目標としてかなり仕上げた状態で臨んでくる一戦です。その戦いに挑むための "格" がなければ完璧に仕上げる、という発想が陣営にはないと思われます。
そして、完璧に仕上げられたG1馬にかなう馬は稀である、ということではないでしょうか。
そのため、すでにG1を勝っており、このレースを勝つ理由がある馬が当てはまるデータになっているのではないかと考えます。
当然G1勝ちがなく、ここで栄冠を手にしたいと考えて挑んでくる陣営・馬も数多くいたはずです。しかし、その多くは既にG1を勝っているような本物の素質馬にはかなわないというのが実情ではないかと思います。
今回のレースですでにG1を勝利している馬は以下の通りです。
イクイノックス
ジャックドール
ドウデュース
ジャスティンパレス
その他予想の参考として以下の記事も是非！
各馬の短評（ピックアップ馬のみ）
10. ジャックドール
◎ 本命
イクイノックスに時計勝負で勝てる可能性があるのはこの馬だけだと考えます。このレースを勝つために必要な "格" を持っていることが一つ重要な要素です。また、現役馬で安定して芝2000mで1分57秒台を出せるのはこの馬だけだと思います。潔く先行してイクイノックスをしのげるかどうか、去年のパンサラッサとは違う戦法になると想定していますが、この馬が外枠から先行することでレースの格が上がることを予感させます。去年は58kgを背負って56kgのイクイノックスと0.3秒差。今年は同斤量かつG1勝の風格を伴い、成長を感じさせる調教過程を踏んでの臨戦です。この馬の今年大一番はここだと信じています。
7. イクイノックス
〇 対抗
この馬について語ることは流石に多くありません。名実ともに現役最強馬です。実は宝塚記念の前までは疑っていました。理由は過去比較でとびぬけた数字を持っていないため。しかし、状態がかなり悪い中初の関西コースで大外から勝ち切ったことには "格" を感じました（当然すでにG1を複数勝っている格のある名馬なのですが…）今回はすべての条件が好転し、去年からの成長も感じる中での一戦。陣営のプライドからもさすがに馬券圏内を外すことは考えにくいかなと思います。しかし、対抗に落とした理由は本番が次走のJCであること。100%の仕上げでない中、1倍台前半のオッズに推されて今回の素晴らしいメンバーと戦うのであれば、頭は他の馬を考えるのが私のスタイルです。
最後までお読みいただきありがとうございます！
みなさんによってよい天皇賞(秋)となりますように！
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おず
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