見出し画像



メモ

✅雨の影響はなく良馬場での開催
✅含水率は先週より上がっていた⇒時計は良馬場より若干遅くなる程度
✅内外の馬場に大きな差はなし
✅前半3F 34.2で過去5年で最も早い(2020年と同じ)
✅後半3F 33.8で過去5年で2番目に早い
✅全体時計1:31.4は過去5年で2番目に早い
✅ウインカーネリアンが逃げて前半は少し早めの逃げ
✅中盤の4, 5Fが23.4で少し緩んだことで後傾0.4(34.2-33.8)のラップに

⇒どちらかと言えばマイルで32秒台後半~33秒台前半の上りを使える瞬発力タイプに向いたレース
※ただし前半の追走力も求められたので普通の重賞級レベルの瞬発力タイプでは圏内にこれず、超一流の瞬発力を持った馬しかこれないレースだった

瞬発力タイプのレッドモンレーヴが6着までこれている
1,2着のソングラインとセリフォスは消耗戦(前傾ラップ)、瞬発力戦(後傾ラップ)どちらにも対応できる超一流マイラーだが、どちらかといえば瞬発力戦の方が強さを発揮するタイプ
状態などほかの要因もあったかもしれないが、消耗戦を得意とするソダシが7着に沈んでいることもその裏づけとなる


馬場状態

クッション値
含水率
コース状態


レースラップ

過去5年の平均ラップと2023年安田記念のラップ比較


レースレベル

時計水準としては前年-1秒程度であり一昨年と同じ水準だったと思われる。
ホンコンJCTも同じような時計の出方。
メンバーを考慮してもレベルは標準より少し高めで過去と比較しても高い水準だった。
ソングラインの安田記念連覇は偉業であり東京マイルの瞬発力勝負戦ではセリフォスと2強。次点で好走タイプとしてはやや消耗戦よりのシュネルマイスターと考える。

話がそれるが今年のホンコンJCTがかなりハイレベル。
時計は過去5年で一番早く、勝ち馬ドゥレッツァの上り3F 32.7という数字は2006年以降の東京芝2000m戦において最速の数字。今開催でみても芝の全レースで一番早い。

ドゥレッツァは今後問題なく成長していけばG1を勝つ馬になると思う。

ホンコンJCT過去5年
安田記念過去5年


ピックアップ馬

1着 ソングライン

大外枠だったが好スタートから中段外目のよい位置がとれた。戸崎騎手が戦前語っていたように状態に自信があったことで確実に伸びる確信があって王道の競馬で問題ないという判断だったのだろう。直線でもほかの馬に影響されることなく伸びて1着。着差0.2の完勝だった。状態に問題がなければ現時点のマイラーの中では最上位の存在。ただし消耗戦になった際にはシュネルマイスターに負けてもおかしくはないし、1400mのハイペースでは大敗する馬ということは覚えておかなければならない。


2着 セリフォス

内枠から中段で進める。最後の直線ではソダシに隠れて少しだけ進路を変える手間があったがそれ以外はかなりスムーズに追い出せていたこともあり内枠の利を最大限生かす好騎乗だった。レースとしてもこの馬が得意な後傾の瞬発力戦になったことで最後の伸びが素晴らしかった。それでも休み明け+初の58kgの影響もあってかソングラインには差をつけられてしまったし、あと少しでシュネルマイスターにも刺されそうだった。ハイペース戦では嫌う要素も出てくるので今後のレース選択には注目したい。


3着 シュネルマイスター

外枠からあまり出がよくなく後ろからの競馬を強いられた。直線でもレッドモンレーヴの影響で進路どりに手間取ったことで3着までしか追い込めなかったことが敗因。力負けではない。去年のマイルCSでは瞬発力でセリフォスに負けており、3歳時からの衰えを感じさせたが、東京では依然として最上位のマイラーであることを証明した。しかし、年齢的な上り目も少なく、秋の状態次第ではマイルCSは厳しい戦いになるかもしれない。


4着 ガイアフォース

中枠から枠なりに中段。直線では不利なく伸びているが外の馬たちの瞬発力に屈した。しかし33.3とこの馬自身でみるとかなり早い上りで走れており、トップマイラーにも劣らないことが証明された。マイルで2戦連続好走+上り33秒台前半を使えたことはかなり収穫が大きいはず。この馬は32秒台の瞬発力勝負では分が悪いが、スピードの持続力が求められるレースではおそらくG1クラス。血統的にもアエロリットのようなタイプになるのでは。天皇賞秋がスピードの持続レースになるなら有力になりそう。


5着 ジャックドール

内枠から2番手。ウインカーネリアンを交わして5着まで残っているのでかなり強い競馬だったが、瞬発力勝負ではさすがにトップマイラーには劣った。この馬のベストパフォーマンスはやはり2000mのスピードの持続戦であり、前半からこの馬がそこそこ早いペースを刻むことが条件となる。天皇賞秋で逃げることができるのであれば本命候補


6着 レッドモンレーヴ

外枠からいいスタートを決めてソングラインのすぐ後ろで進める。直線もよい伸びを見せていたが、後ろにいたシュネルマイスターに差され、前にいたソングラインには離されてしまったように能力の限界は見えた感がある。(成長次第ではあるが)この馬は過去の戦歴的にも瞬発力勝負が非常に得意なタイプで今回は展開が向いた。引き続きハイペースでは嫌って妙味あり。


13着 ダノンスコーピオン

内枠から中段に着けて直線でもかなり良い位置から追い出すことができていた。それでも伸びはなく大敗。富士Sより全体時計、上りも遅いのでパフォーマンスを大きく落としている。後傾の瞬発力勝負では大敗する馬なので理解はできるが今回は状態も悪かったのではないかと考えられる。川田騎手が乗らなかったこともその証明か。上りのかかる展開になれば、セリフォスと互角以上の力を持っていることは過去の戦績から間違いないため、状態と今後の成長力次第では大きな舞台で穴をあける可能性があるはず。今後も注目。


独り言

印をつけた5頭のうちの3頭が馬券になってくれましたが、シュネルマイスターが2着に届かず外れ。。。
馬券的には悲しいレースでしたがトップクラスのマイラーがしっかり実力を発揮した素晴らしいレースになりました!
秋の天皇賞、マイルCSにもつながると思うので各馬の今後に注目していきたいです。

そして安田記念とはずれてしまいますが。。。
なんといってもドゥレッツァが凄かった!!
素晴らしい走りを見せたこの馬は今後G1馬になってほしいです!


Twitterもやってます~!
よかったらこちらもフォローしていただけると喜びます(*^-^*)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?