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結論

◎ プログノーシス
○ ジャックドール
▲ ソーヴァリアント
△ ウインマリリン
△ ヒシイグアス


予想ポイント

①札幌記念のラップ傾向
②各馬の能力比較

①札幌記念のラップ傾向

早速札幌記念のラップ傾向について書いていきます。以下は2018年から2022年までのレースラップとその平均ラップを示したものです。縦軸は1Fごとのラップタイムを示していて、上に行くほど遅いタイム、下に行くほど早いタイムになっています。

札幌記念 過去5年分のレースラップと平均ラップ
過去5年の勝ち馬と全体時計

勝ち時計は1分59秒台から2分1秒台で収まることが多く、東京の高速馬場と比べると全体時計は遅めになるのが特徴です。

過去5年の前後半平均は
前半5F 59.7
後半5F 60.5

となっており、若干前傾ペース(前半が早くて後半が遅いペース)になりやすく、前後ろのどちらの位置取りの馬でも来れるレースかなと思います。後半だけの瞬発力勝負になることはなく、スタミナもしっかりと問われるため、絶対能力の高い馬が上位に来やすいレースでもあります。


②各馬の能力比較

札幌記念は夏競馬の中でもハイレベルなメンバーが集まるレース。ラップ適正も重要ですが、①でも述べたように絶対能力が高い馬が上位にくるシンプルなレースです。実際に、過去5年で3着以内に来た馬15頭はすべてG2かG1の勝利実績がある馬でした。また、そのうち11頭はG1の勝利経験がありました。今年のメンバーでG2かG1で勝った経験がある馬は以下の通りです。

ウインマリリン
シャフリヤール
ジャックドール
アフリカンゴールド
ヒシイグアス
プログノーシス
イズジョーノキセキ

次に、このレースで重要視すべきは右回り2000m以上での実績です。このレースで上位に来た過去の馬を見ていると、東京の早い上りが求められるレースで好走してきた馬よりは、右回りのレースで強さを見せてきた馬の方が好走しやすい傾向があることがわかります。今回のメンバーで右回り2000m以上の実績を個人的に評価している馬は以下の通りです。

ジャックドール(大阪杯など)
プログノーシス(QE2世Cなど)
ウインマリリン(エリザベス女王杯など)
ソーヴァリアント(チャレンジCなど)

これらの条件を総合的に加味したうえで印を打ちました。


各馬の短評(ピックアップ馬のみ)

13. プログノーシス

◎ 本命
この馬は右回り2000m以上では現役最強の可能性があると考えています。このレースに向けての調整もうまくいっており、勝ち負けを期待しています。noteの別記事でもこの馬の強さについて語っているので気になる方は是非ご一読ください m(__)m


5. ジャックドール

○ 対抗
この馬は右回り、左回りを問わず素晴らしいパフォーマンスが発揮できる馬です。前走の安田記念は過去最高レベルのマイラーが集結した超ハイレベルレースでありながら5着にきているのは高く評価できます。今回は天皇賞秋を見据えての走りとなりそうで、この馬からは買えませんでしたが能力は最上位で展開に恵まれる可能性も高いです。馬券内は固いかなとみて評価します。


1. ソーヴァリアント

▲ 単穴
G2、G1勝ちの実績はありませんがこれまでに見せてきた能力はG1級であることを示していると思います。オルフェーヴル産駒なので大敗はそこまで気にする必要はなく、むしろこのハイレベルメンバーに埋もれて人気を落とすようなら買うべき馬かなと思います。特に札幌2000mで見せた走りは過去最高レベルでした。能力を発揮できれば勝ちまであるとみています。


2. ウインマリリン

△ 連下
近走実績はこのメンバーでも上位です。特にエリザベス女王杯ではハイペースで前がつぶれる中でこの馬だけ2着まで粘っているあたり、相当なスタミナと持続力を持っていることは明白です。牝馬優位の時期であり、内枠にはいったこともはこの馬にとってプラスでしょう。6歳でも抑えは必須の存在とみました。ジャックドールと共に前で残る去年の再現も見られるかもしれません。



最後までお読みいただきありがとうございます!
みなさんによってよい札幌記念となりますように!

おず




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