介護施設&舟形マッシュルーム訪問!

初めまして。
山形大学古川研究室の藤原広希・齋藤鴻樹・一森湧・倉持丘帆です。

私たちはこの夏「東北から、ニッポンフードシフト。」の活動として、
山形県の食産業を学び、食の分野の研究に活かすことを目標に活動してきました。

食品3Dプリンターによる介護食の造形を研究している藤原と倉持は介護施設そよかぜの森を訪問し、介護食提供の現状を調査しました。

マッシュルームの研究をしている齋藤は舟形マッシュルームファームの訪問し、実際のマッシュルーム培地を見学してきました。

Z世代である私達が食や農業の現場を訪問し、何を感じ今後どう活動していくのか報告します。

活動① そよ風の森

特別養護施設「そよ風の森」の職員の方との集合写真


まず、山形県にある特別養護施設「そよ風の森」さんで
食品3Dプリンタの介護食作りにおける、介護食の現状と課題を学んできました。

実際に介護されている方から介護食を提供しているうえで
困っている点や要望などを聞いてきました。
職員の方は朝5時から朝食の調理を開始しているそうです。
そのため3Dプリンターで作業を分業化することができれば、
効率化を図れるのではないかと考えました。
しかし、3Dプリンターで介護食を作る場合、短時間で作る必要があります。
そのためこれからの課題として、同時に複数の介護食を造形することが出来るように研究を進めていきます。

職員の方から介護食について質問している場面
職員の方が説明している場面

また、3Dプリンターで作成した食品を披露しました。
現在の介護食はペースト状であるため
何を食べているのかわからないのに対して
造形した食品は形状や色のコントラストがはっきりしており
満足できる食事になるのではないかという感想をいただきました。

食品3Dプリンターで作成した食品


活動② 舟形マッシュルーム

左:新人マッシュルーム研究員齋藤鴻樹 中央:舟形マッシュルームファーム長澤専務 右:教授

次に、山形県舟形町にある「舟形マッシュルームファーム」さんで3Dプリンタで作製した培地ブロックを生産現場で活用できないか学んでいました。

長澤専務からマッシュルーム農場における課題を聞いてきました。

現在問題である収穫ロスの解決や生産効率の向上を3Dプリンターを用いて機械の力で解決できないか話し合ってきました。

マッシュルーム栽培に用いる3Dプリンター培地ブロック
長澤専務と話している様子

長澤専務と自分が提案した3D プリンタを用いた培地ブロックによる栽培について話し合ってきました。
また、プロの立場からのアドバイスをたくさん聞くことができ、自分の研究が大きく進むきっかけもいただきました。

マッシュルーム培地を触っている様子

舟形マッシュルームファームで実際にマッシュルームを収穫できたり培地を分けていただいたりと非常に貴重な経験することができました。

今後も、マッシュルーム栽培の研究を進め、機械の力で日本の農業を後押ししていきたいと思います。

活動③ 道の駅フェスタ

道の駅フェスタの活動様子

仙台の勾当台公園で道の駅フェスタに参加してきました。

イベント会場の様子

道の駅フェスタの来場者の方から農業や食の観点で抱えている問題について直接声を聞くことができました。その際、3Dプリンタという分野の研究にも関わらず、質問されることが多く、食の問題に対する関心の高さが体感できました。
また、他県のイベント参加者と交流をすることができ、東北全体の食と農業の現状を共有してきました。

他県の学生と交流している様子

まとめ

今回の「東北から、ニッポンフードシフト。」を通して東北の食の現状を知ると同時に関心を持つことが出来ました。
3Dプリンタの技術を通して、同世代に食への関心を持たせれるよう活動していきます。


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