漫画から学んだこと

前回の分からかなり間が空いてしまいました(笑)

自分が高校生の頃、友達の家で「ARMS」という漫画を初めて読んだ。

その漫画の中で、すごく印象的で今でも覚えている言葉がある。
「人の足をすすめるのは、希望ではなく意志」
「人の足を止めるのは、絶望ではなくあきらめ」

この言葉自体はネットで調べると色々なサイトで紹介もされているので、特段目新しいことではない。
言葉の意味や解釈についても、おおよそ似たようなものになっている。

ただ自分が読んでいた頃は高校生だったので、その言葉の深い意味までは当時わからなかった。
年月が経って、今の相談支援専門員の仕事をしていることで、少し深くまで理解できたような気がした。


少し前に世間で注目をされていた「アドラーの個人心理学」を調べたことがあり、その考え方を少し学んだことで、この言葉の意味が自分なりにとてもしっくりきた。
要は、周りや環境のせいにするのではなく、その時の自分自身の気持ちがどうなのかということなんだと思う。

よく利用者さんから、「(作業に)行きたいけど行けない。」「行きたい気持ちはある」なんて相談を受ける時がある。
今までだと、その行けなかった理由について丁寧に面談で聞き取りをしたり、行けないことについての傾聴と共感を大切にしていた。
その対応は概ね間違っていないとは思う。

最近はその「名言」と「アドラー心理学」の考えから、少し異なったアプローチをするようにしている。

要は、「行きたいけど行けない」ではなく、行きたくないってことでしょ?って(笑)
だって、通う手段(バスや電車、事業所からの送迎など)はあるし、行けば仕事の提供してもらえるし、働いた分のお金ももらえる。
誰もあなたが通って仕事するのを邪魔してるわけじゃないよ。意地悪して通わせないようにしているわけじゃないよ。と。
「通いたいのに通えない」状況にはなっていない。
でもなぜか本人は「行きたくない」とは素直に言えず、周りのせいにしようとしている


でも、「何かうまくいかないこと」「自分の思い通りにいかないこと」があった時、「自分だったらどうするか?」という発想に自分自身で持ってくるのは、とてもしんどいことなんじゃないかという気がする。
誰かや環境のせいにする方が楽だし。

そして、自分としても言うのは簡単なんだけど、自分でしようと思うとやっぱり楽な方に行きたがるところもあるわけで(笑)
言うは易し、おこなうは難しですね😅

まぁ長くなりましたが、最初の言葉をどこかで意識しながら仕事に取り組んだり、普段の生活でこころがけたりできればなと思う。

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