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井村俊哉氏が投資したと話題の6976太陽誘電を徹底深堀り!

あまり広まり過ぎてもアレなので
10部売れる事に値上げを行います。
3800円 (10部完売御礼)

4800円 (現在 残り4部)

6800円 (次の値上げ)


ことの発端は、6/17の朝。
市場が開くと同時に、とあるXアカウントが
井村氏が太陽誘電の株を保有しているとツイートしたことだ。

6976 太陽誘電 井村俊哉 0.62% 810000株 2024/3

四季報オンラインのプレミアムプラン(有料プラン上位版)
に入ると11位以下の大株主一覧に載っていたようだ。時価にして40億もの大金であるので、相当の自信があることが伺える。

現在は名義の変更をしたようで、四季報オンラインでプレミアムプランに課金しても「個人」として匿名の株主表記になっている。

いろいろな憶測が飛び交っているが、彼の動画での発言内容やXでのつぶやきを見ていると、この銘柄でほぼ確定していると判断できる。

参考動画
https://youtu.be/My_J-YmpNTo?si=QRM3o01vU8-GD1Nc

電子デバイスの最終製品ってPC、スマホがありますよね。あと車、サーバーその電子機器が今年は結構売れるんじゃないかというのが根底にある。
セクターの中で一番PL(損益計算書)的な変化もそうだし、外国人を含めて皆さんが物色する対象として熱狂するだろうなという銘柄に結構な集中投資をしています。

というわけで、私も投資をしてる身として
太陽誘電のどこにそんな価値があるのか解明してみたいと思う。

・大枠として…

まずは、投資アイデアの主軸として
やはり23年の10月あたりから市場の話題をかっさらっている生成AIのメガトレンドがあるはずだ。

今年2024年も上半期が終了し、エヌビディアをはじめとした
”生成aiど真ん中銘柄たち”が相応の評価をされてきた。野球でいうと7回くらいという感覚か。ここからエヌビディアに腰を据えて大きな資金を入れるのは、少し分が悪い感覚は誰が見ても明白。

今後は、現在主流のクラウド上でAI処理を行うのに対し、
デバイズ側にaiを搭載し、いかに人がaiを身近な生活に即したかたちで使っていくかにテーマが移っていくのか?
実際にそうなるのは時間がかかるにせよ、投資は未来を早く織り込むことからも、次のテーマとして物色される可能性は大いにある。

そして、ウェアラブル端末で人との接地時間が一番多い
スマホ周りの恩恵銘柄が一番テーマとしては盛り上がりそうという話の流れだと憶測できる。

・オンデバイスAIの先導株、チャートや値動きの方向性

6月10日以降、AppleのWWDC会合後の堅調な株価、アナリスト評価の変化が目まぐるしかった。
日本市場の電子部品関連の銘柄(TDK、村田製作所など)の株価のチャートも上抜けしている状況。
太陽誘電は保守的な本決算発表直後に売られたが、レーティング評価なども影響し高値を抜けてきている状況。
本決算前後のレーティングの変化はこちら

井村氏の保有が判明する前から実はチャートは勢いづいていました。
やはりappleのチャートとの連動性が高いか。

太陽誘電チャート

・なぜMLCCなのか? 狙いは?

スマホ恩恵銘柄で絞れば、ディスプレイ、コネクター、カメラ、様々な部品など、色々な選択肢がある中で…
MLCC(積層セラミックコンデンサ)に的を絞ってきたのは、PL・損益の数字的に一番インパクトが出るからと推測できる。
MLCCとは特定の周波数の電力を通すためのコンデンサで、AIサーバーや5Gスマートフォンで多用される。
MLCCの用途としても、ADASという自動運転に使われる車載用や
AIの普及にによってIoT関連サービスなど、民生品でも産業用でも守備範囲が広いという点がある。
他にも5G、サーバーにデータセンター、ミリ波など挙げればきりがない。

MLCCは我が国、日本が一番世界シェア、性能共にNo1で…
村田製作所、太陽誘電、TDKが主要な供給元であり、これらの企業は世界市場で大きなシェアを持つ。
その背景としては、
セラミックコンデンサは電子回路で大量に搭載されるが、1つでも不良品があると、集積回路に誤動作が発生するため、不良品率を徹底して下げる必要がある。
これまでも、コストダウンを図って海外メーカーのセラコンを製品に使ったせいで製品が誤動作した経緯などもあって、品質の良い日本メーカーが強いという事情があるようです。

そして、
このMLCCは政府や公共団体が出している公式なデータが豊富にあり、
市況や輸出額、数量など売上に直結する数字を観測しやすいという点も
投資においては大切と言える。
貿易統計をみたりしてMLCCの数量と単価増に確信があるのか。
(最悪その指標が突然悪化すれば逃げれるし)

その証拠に井村氏はこのようにXでつぶやいていた。
https://x.com/imuvill/status/1786715940442587236
貿易統計,生産動態,鉱工業生産,企業物価指数,中国国家統計,
JEITAにCAICTに台湾企業月次に国内外Compsに専門メディアと専門書。
https://www.yageo.com/jp/PressRoom/Index/press_room?target=target_title

市況がクリアなものに投資するのはリスクを軽減させるし
それを見ておくことでMLCCの市況が陽転して需給逼迫の流れがどの程度、継続しそうかを見守ることもできる。

このことからも生成AIやAIスマホの恩恵としてMLCCをピックしたのは
ある程度 合点がいくように思える。

・MLCCの今後のテーマ性としては…


①AIサーバーに搭載されるなど生成AI市場の成長と共に恩恵がある
②スマホの3年買い替えサイクルの需要期がこれから来る。
③経済安全保障として特定重要物資に指定

①に関して…
太陽誘電社長が「AIサーバーでMLCCの搭載数がこれまでの倍」と発言。
太陽誘電佐瀬社長 - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81429540W4A610C2TB1000/

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