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成道会[じょうどうえ]生活発表会BGM曲紹介 『三皈依[さんきえ]』

「BGMに使われていた歌は何語[なにご]ですか」

以前、成道会生活発表会の待ち受け時間に流した曲について、ある保護者からこのような質問を受けたことがあります。
その時もお答えしましたが、改めて、この場で申し上げると、その歌の言語は「パーリ語」です。昔、インドでお経を書く時、使われていた言語です。

だいぶ前、当園『園だより』(平成23=2011年7・8月合併号)でも紹介させていただいたことがありますが、台湾・香港・マレーシア等近隣アジア各国では、お経や念仏を歌詞の土台として、それに現代人が作曲・編曲し、伴奏をつけて、歌手が歌う「仏教ポップス」が発達しています。

パーリ語の『三皈依[さんきえ]』はその一つで、日本で『敬礼文[きょうらいもん]』『三帰依[さんきえ]』と呼ばれているお経を合わせたものです。

大意は、
仏さまに、私は帰依いたします
というもので、お釈迦さまのお悟りをお祝いする成道会にふさわしいBGM曲と存じます。

以下に歌詞(経文)を記しました。
このお経がポップス化されるとどうなるか、興味のある方は下記URLをクリックのうえ、お聞きください。
 https://www.youtube.com/watch?v=c3t1dwpJKP4
  (正味:4分30秒ほど、後はその繰り返し)

歌手名:
「黄慧音」(こうけいおん。
英語名:Imee Ooi イミー・ウーイ)

 曲名(経名):

『三皈依』(さんきえ。

パーリ語:Tisarana ティ・サラナ)


ナモ タッサ バガワト アラハト サンマー サンブッダッサ (3回)
福徳ある世尊であり、 阿羅漢[あらかん]である、 正等覚者(=お釈迦さま)に 敬礼したてまつります。

ブッダン サラナン ガッチャーミ
仏(仏陀)に 帰依いたします。
ダンマン サラナン ガッチャーミ
法(仏法)に 帰依いたします。
サンガン サラナン ガッチャーミ
僧(教団)に 帰依いたします。

ドゥティヤン ピ ブッダン サラナン ガッチャーミ
再び(私は) 仏陀に 帰依いたします。
ドゥティヤン ピ ダンマン サラナン ガッチャーミ
再び(私は) 法(仏法)に 帰依いたします。
ドゥティヤン ピ サンガン サラナン ガッチャーミ
再び (私は) 僧(教団)に 帰依いたします。

タティヤン ピ ブッダン サラナン ガッチャーミ
三たび(私は) 仏陀に 帰依いたします。
タティヤン ピ ダンマン サラナン ガッチャーミ
三たび(私は) 法(仏法)に 帰依いたします。
タティヤン ピ サンガン サラナン ガッチャーミ
三たび(私は) 僧(教団)に 帰依いたします。
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(日本テーラワーダ仏教協会 「礼拝の言葉」を土台にして作成)
社会福祉法人和光保育園副理事長 白井千彰(しらい・ちあき)
成道会じょうどうえ生活発表会BGM曲紹介 『三皈依さんきえ』 – 和光保育園 (wakwau.jp)
令和4=2022年12月13日

※ ↑ 上記を微修正ののち転載
 仏教園の一つとして、和光保育園は、お釈迦さまがお悟りをひらいて
仏教が始まった日=12月8日「成道会[じょうどうえ]」をお祝いして、毎年、そのころに生活発表会お楽しみ会。世間で言う「お遊戯会」)を行なって
います。  
  社会福祉法人 和光保育園 理事・前園長 白井 千彰(しらい ちあき)
                  (漢字注: 仏=佛、釈迦=釋迦)
                      令和6年=2024年1月29日


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