見出し画像

言論弾圧を行うリベラル

先日、あるテレビ番組で古舘伊知郎氏が民主党政権時代、大臣から直接クレームが来たことを発言していた。古館氏は当時、報道ステーションのキャスターをしており、政権からあのキャスターを黙らせろなどと言論弾圧ともとれるクレームが来ていたのだと。その後、自民党政権に戻るとそうしたクレームはぱたりと止んだそうだ。

民主党政権が何故、テレビ局に対しクレームを入れていたのか、それはあの政党が批判されることに慣れていないという点はあるだろうが、リベラル政党であったことが要因として大きいだろう。リベラルとは寛容と思われがちだが、日本を含め世界的に自分たちの主義主張に反対するもの受け入れられないものに関しては徹底的に攻撃を行う矛盾を持ち合わせている。

民主党は党の成り立ちや支持母体からして、旧社会党の流れをくむ。社会党は所謂、ソ連型社会主義を目指す政党であり自らを進歩的知識人と自認していた。この進歩的知識人は、愚かな国民を優秀な自分たちが導くのだという選民思想を持っていた。それ故に、自らを批判する声に対しては愚かな連中が頓珍漢なことを言っている、教育しなければとこれを弾圧しようとするのである。そして、冒頭の民主党政権がクレームを入れていた件についても、「正しいことをしている自分達に対して意見するとはけしからん!」と直接テレビ局に抗議してきたのである。

民主党政権自体はその後崩壊したものの、後継政党である立憲民主党には"進歩的知識人"の思想が色濃く残っている。例えば、同党はなぜ民主党政権は失敗したのか総括をしておらず、あの政党と自分達は違うと言うばかり。しかし、彼らの中には自分達は間違っていない、政策に納得しなかった国民が悪いという考えがある。自民党に対して国民を舐めているなどと言う癖に、彼らはそもそも国民を愚民扱いしているのである。

最近、立憲民主党に政権を取らせるべきという主張がネットを中心に沸き起こっているが言語道断だ。もし政権交代が起きれば、今よりも言論の自由は制限される可能性は濃厚であり、かつての民主党政権の時より発達したSNSに対しても立憲民主党は制限を加えてくるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?