あまり大きな声では言えないが・・・

友人の子供にはそこまで興味がない。

子供のこと自体は可愛いと思う。子供らしい可愛い仕草やものの言い方などは全子供に対して可愛いと思うし、話をする機会があればコミュニケーションを楽しいと感じることもある。
ではどういうことか。

例えばだ、大人になって学生時代の友人たちと集まる話が浮上したとする。そしたら当然子供たちは置いてきて欲しい。
「◯◯の子供に会いたい」という感情は別に湧かない。私が会いたいのは友人だ。
自分が比較的子供を授かったのが遅い方だったので既に子供を持っていた友人が、我が子を連れてくる前提で話を進めてきたりすると「へいへいへい、旦那がいるだろ旦那が」と思ったし、実際連れて来られてもとにかく大騒ぎで全員で宥めたり、久しぶりに会ったのに話が中断されたりでなんだかその友人は常に世話を焼いていて話どころじゃないまま気づくと帰っていた。
子供がいる今では旦那に任せて1人でお出かけというのは当時の私が思っていたより簡単ではないことはわかる。
それでも私は夫に頼めない状況なら子供を連れて行くよりも行かない方を選ぶ。楽しむための日なのに自分も疲れるし自分だけじゃなく友人たちも疲れさせるし。。
というわけでわざわざ友人たちの集まりに小さい子を連れてくる人の気持ちはあまりよくわからない。

あと、友人に子供が生まれるととにかく会いに行きたがる友人Aがいる。
彼女はただただとにかく子供好きなのだが、なんかもうちょっとそれがよくわからん。もちろんめでたい話なので誕生自体には心から祝いの意を表す。だがしかし別に会いたいとか抱っこさせてとは思わない。
我が子に対しては例えガッツ石松だろうがめちゃめちゃ可愛いと思っているが、その友人Aから「会いに行ってもいい!?」って連絡があると「なんで??」って思っちゃう。

あとあと、母親になった友人と子供なしで会えたとして、まあお互い子供の話になってしまうのはいいとする。お互いが「聞きたい」というより「話したい」というそれぞれの欲求をぶつけ合いそれを受け止め合い・・!みたいな時間になりがちだけど、それはまあお互い様として、スマホが登場したら要注意だ。
私の苦手3ステップ。
・ステップ1:子供の写真を見せてくる。しかもただの笑顔の可愛いショットを複数枚。3枚目くらいまでは頑張って「可愛い〜!」を出せるが4枚目から「可愛い」の引き出しが手詰まり。

・ステップ2:子供の動画を見せてくる。見どころが後半、または前半だけなのに全部見せてくる。見どころ以外の時間の過ごし方誰か教えて。

・ステップ3:大量のデータフォルダのスクロールを一緒に画面を見ながら追い、たまに先方が見せたいものを見せてくる。永遠に思えるくらい続くスクロールの時間の過ごし方誰か教えて。こちらの「あ、これは?」待ちだろうけど言わないよ?

今や私にも唯一無二で世界で一番可愛い娘が2人いるから気持ちもわかるし我慢できるけど、長い子なしの頃はなかなか子持ちの友人と会うのは気が進まなかったな。子供の写真とか動画見せてくれるのは構わないけどせめて「可愛い」だけじゃなく「面白い」とか「驚嘆」とかを添えたものを見せてもらえるとリアクション取りやすいから助かる。

私の親友には子供がいない。彼女と会う時には彼女から聞かれれば子供の近況を話したり、面白いものがあれば写真や動画も見せるけど基本は子供以外の話をする。

我が子の話なんて、他人からしたら全く興味ない趣味の話みたいなもんだよなーと思う。釣りに興味ないのに釣れた魚の写真や動画を延々と「興味あるでしょ?」って前提で供給されても困るもんね。

いつの間にか「自分は他人の子供にそこまで興味ない」という話から「子供を持つ者としての自戒」の話になってしまった。



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