見出し画像

Kindle Unlimitedで今なら読める 2024.04-02 バックアップ活用テクニック (全40巻)

いや~、これが登場したのにちょっと驚きました(笑)。

バックアップ活用テクニック (全40巻) 三才ブックス (著)

『バックアップ活用テクニック』は、1985年にスタートした雑誌。電子回路やプログラムの仕組みを理解して思い通りに改造する「ハッカーの楽しみ」を紹介する媒体でした。本書は、当時の印刷物からスキャニングした電子書籍です。
『バックアップ活用テクニック』、通称「バッ活」は、1985年7月15日、月刊『ラジオライフ』の別冊として誕生。不定期刊行を経て、15号から独立創刊(季刊化)。さらに31号より隔月刊となり、1994年の38号まで発刊されました。その後はタイトルを『ゲームラボ』(通称「ゲーラボ」)としてリニューアル、98年には月刊化となります。
「総集編」の2冊と合わせると、その数は実に40冊にのぼる「バッ活」。パソコンや家庭用ゲーム機が普及し、盛り上がりを見せていた時代の熱気を、ぜひ感じてみてください。

目次:
第1章 バックアップのための予備知識
●何がなくともメモリ・マップ
●各マシーンのメモリ・マップ
●PC対FM対MSXの行く末は!?

国産のパーソナル・コンピューターが各社から発売され、機種ごとの特徴で争っていた時代から、Dos/Vの登場、Windowsの隆盛という時代に刊行されていた雑誌です。

ここで言う「バックアップ」はコピーと同義です(笑)。
ラジオライフという雑誌も無線傍受と表裏一体。
よく言えば技術の根幹を探求する熱意を掻き立てる内容であり、裏を返せば不正コピーやただ乗りに悪用できる知識でもあります。

技術と商業利益のせめぎ合いの歴史でもあり、コンピュータと日常生活、そしてデジタルコンテンツ産業発展の歴史でもあります。

現在実用価値はほぼ皆無と思われますが、リバースエンジニアリングに向けられた情熱を楽しんだり、PC技術の発展を面白く振り返ったりするにはうってつけの歴史的意義ある文献ではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?