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Kindle Unlimitedで今なら読める 2023.06-06 江戸川乱歩

光文社文庫版にて全30巻の江戸川乱歩全集なるものがあるのですが、何年か前には一部が読み放題だったと記憶しています。それがふとチェックし直してみたら、少なくとも今月は全巻読み放題でした。

江戸川乱歩全集 (全30巻)

一応全集となっているのですが、各巻のタイトルだけでは収録作が分からずず、時代順の収録なのかも定かでなく・・・。

他に江古川乱歩が読み放題で読めるものとしてはこんなのがあります。

江戸川乱歩 電子全集 (全16巻)

なんとなく時代順なのかなあ・・・、と思える収録順ですが・・・。
1冊に短編・中編・長編などが収録されていますが、時代純ならそれはそれで、1巻から順に読んでいけばよいので、通常の全集ですね。

・・・、などとわざわざ書いたのは、まったく異なる収録順番の本もあっったからです。

決定版 江戸川乱歩全集 決定版日本文学全集 (文豪e叢書)

江戸川乱歩全集 新日本文学電子大系 (芙蓉文庫)

この2冊は、どちらも電子書籍ならではの、1冊で全作品収録、というスタイルです。そして収録は「作品名五十音順」です。

タイトルから読みたい作品を探したい場合にだけは便利ですが、巻頭から巻末に向けて読んでいく本じゃないなあ、と。

次は全作品収録ではないけれど、一番読みやすいし理にかなっているのでは、と感じたものです。

江戸川乱歩 推理小説全集 日本文学電子選集 (往来叢書)

江戸川乱歩 少年探偵団全集 日本文学電子選集 (往来叢書)

江戸川乱歩 明智小五郎全集 日本文学電子選集 (往来叢書)

これがいいなと感じた理由は、「少年探偵団」「明智小五郎」「それ以外の推理小説」という大分類で、1冊の中では年代順、という収録だからです。読者目線からすると、これが一番興味に沿った読書が出来るような気がします。

今回はたまたま光文社文庫で30冊の読み放題を見つけたので、江古川乱歩という作家の作品は、読み放題でどれくらい読めるのかをまとめてみました。

明治から昭和初期の日本作家については、読み放題で全作品を網羅した電子書籍がそれなりの数リリースされています。ところが改めて調べてみると「五十音順収録」という、読書には適さないものが多いことにも気づきました。

乱歩は今でも読まれている人気作家なのでこれだけ異なる編纂方針の全集や選集があるのでしょう。乱歩が例外なのだと思います。


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