最近の日記

私は大学四年生である。
先日卒業制作を提出した。そして、卒業制作展も終了した。特に、インスタに写真を載せられていい作品だ!とは言われず。
もうすぐ卒業するのだという実感は湧かなかった(教授たちはまだこの先も課題を見てくれそうな気がしていた)

でも実際はまったくそんなことなく、自分の思う通りに環境が一変し、かつてあんなに会話していたはずの人たちとも縁が自動的に切れていくと思うと、ふと寂しくなるのかと、疑問が浮かぶ。
私は昔から地元から離れたい欲があり、その通りに関東に住んだが、元々関東に住んでいる人たちとのギャップを感じ、一人で苦しんでいたりした。なので、地方出身のコンプレックスがあることを自覚している。

私の成人式といえば、ウンコの匂いが充満する道を軽自動車で走り、式典会場に向かったことしか思い出にない。
帯のせいで腹が痛く、窓を開けてもなお、ウンコの匂いで気分が悪くなった。
周りに牛舎があるからである。
友人は横浜アリーナで成人式に出席したそうだ。もしかしたらゲロが重なった道を歩いたかもしれない。それでも、「ウンコをしている牛」を直視しなくていいなと思う。
二年前のことだが、二十歳になったとて…と思ったのを今でも思う。
二十二歳になったとて..と今も思っている。

「自分が住んでいる〇〇に誇りがある」とも言えず、都会にもそんなに馴染むことができなかった。自分のアイデンティティを確立できないままに今を過ごしているのかもしれない。


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