オリジナルネームを貫いて
みなさんは独自の単語をお持ちでしょうか?
単語というと仰々しいですが、一般的には使われないけど家庭内で使用されている独特な言葉のことです。
藤岡みなみさんのラジオ おささらナイトで言うところの「持ち寄りボキャブラリー」のコーナーです。
伝われ~~~。
私もオリジナル単語を使っていて、それを結構気に入っています。
たとえば「懺悔室」。
キリスト教系の教会にある、誰にも知られずに罪を告白して許しを請うあの部屋ですが、私の日常にキリスト教の懺悔室があるわけではありません。
真夜中、寝る前になんだかお腹が空いたな~ってとき、誰しも経験があるはずです。
ちょっと何かつまみたい。
でも寝る前だしがっつり食べたいわけじゃないし、お皿を洗ったりするのもめんどうくさい。
そんな小腹をなだめるための箱が「懺悔室」です。
私の家にある懺悔室は、ちくわをストックしたタッパーです。
栄養面でもお菓子を貪るよりはるかに良いでしょう。
特に高カロリーのものは罪悪感があるなんて言われることもありますが、その点ちくわならカロリー控えめなので罪悪感も少なめです。
とは言っても真夜中に冷蔵庫を開けてちくわを食べるなんて、なんだか背徳的ですよね。
そんな少しの罪悪感と、誰もいないキッチンや冷蔵庫を懺悔室に見立てたわけです。
文字にするとあまりクリティカルではない気がしてきましたが、言葉の響きも気に入っているのでこれは懺悔室です。
みなさんのおすすめ懺悔室も教えてください。
それから「未来への遺産」というものもあります。
私は一人暮らしなので、普通に料理をすると中途半端な残り方をすることがあります。
こんなときはジップロックやタッパーに移して保管するのですが、これを「未来への遺産」と呼んでいます。
「作り置き」でもいいのですが、お弁当に詰めるための目的があって作っているわけではないのでなんか違うな~と思っています。
自分の代で使い切るはずだったけど、図らずも未来へ託すことになった残り物を「未来への遺産」と。
あ、でも夏になると「明日の夜に食べるんだい」とココアシャーベットを準備することも「未来への遺産」と呼んでいるのでそもそもの定義が違ったかも。
ココアシャーベットを作り置きなんて、あまり言わないですよね、たぶん。
じゃあ未来への遺産でいいか!
こんな具合でオリジナル単語を使っています。
って、「懺悔室」も「未来への遺産」も荒木飛呂彦先生の影響をもろに受けているじゃあないですか!!
これじゃただの食いしん坊のジョジョラーですよお!!
オリジナル単語は人間性が滲み出るっぽいので、家の外で使うときはご注意くださいませ。