汗だくの夜 ~腹痛との籠城戦~
先日、あわや救急車を呼ぶかどうかの瀬戸際にいました。
あれは夕ご飯を食べ終わったときのことでした。おそらく20時前くらいだったかと記憶しています。
日課のYoutube徘徊をしていたときに、下腹部に鈍い痛みを覚えました。
確かオモコロの原宿歴史回と、わしゃがなTVの何れかの生放送アーカイブ、ゆる言語ラジオのお便りを読む回を複窓で見ていたかと思います。
一旦動画を止めて、お水を飲みました。
痛みといっても激しいものではなく、強めの違和感くらい。
とりあえず様子を見ようと思い、念のためトイレに篭ることに。
便意は薄く、便器に座り続けていたのですが次第に下腹の痛みが強くなりました。
座ったままうずくまるようにして痛みに耐えていると、咽喉の奥から何かがやってきました。
便意よろしく、これまた薄めの吐き気。
下腹は、いや禍福は糾える縄の如し。
ここに福はありませんが。
下腹にあった痛みの一部は吐き気に形を変え、体の上方へ侵入してきました。
一度は便器を抱える酔っ払いのような状態になったのですが、決壊しそうな箇所が上なのか下なのかよくわからず…
ダイソーで購入した掃除用のバケツをお膝に置いて、トイレに居座ることになりました。
トイレから出ると有事の際の敗戦処理が大変になりそうだったので、ここは籠城するしかありませんでした。
しばらく粘って上も下も押し寄せる不快感ばかりで進捗ゼロ。
どうしたものかと思っていると違和感はさらに北上しはじめ、額から冷たい汗が湧き出てきました。
やっぱり北側って寒いんですね。
具合が悪いのか、単にトイレ内が暑いだけなのかわからないのですが、とにかく汗が出る。
嘔吐に備えた絶対防衛ラインことダイソーのプラバケツにたまるのは吐瀉物ではなく汗ばかり。
何かを考えるほどの余裕もなく、ただじっと痛みが引くのを待っていました。
40分くらい耐えたころ、これはもうダメになるかもしれない…と心が折れかけたのがわかりました。
前にも後ろにも進めず、ただ体を固くしているだけ。
バケツを取りに行ったときの僅かな元気は既になく、立ち上がるほどの余裕もありません。
最悪の場合は救急車だな… 玄関まで這って出ていくしかないか…
額から出てくる汗を拭い、気付けば着ていたシャツが冷たい汗で濡れそぼっています。
もう少し、もう少し…と粘っていると、ふと痛みが和らいだように思いました。
これ幸いとばかりに、バケツを手にした私は布団に倒れ伏しました。
上はまだわかりませんが、下は大丈夫と判断したのです。
何を根拠に…と今でも思いますが、大事には至らなかったので神経が謎に研ぎ澄まされていたのかもしれません。
手の届く場所に緊急脱出装置としてバケツを置き、サーキュレーターを起動させて部屋の空気を循環させ、汗だくの私はしばらく横になっていることにしました。
そのときはトイレから出て手を洗う余裕も、ジャンプ+で読み渋っていた漫画を読むこともできました。
いま思えばだいぶ余裕ありましたね。
鈍い痛みは少しありましたが、うめきながら横になるくらいはできます。
それから意識は布団に融け、目を覚ますと痛みは雲散霧消。
時計は23時を指していました。
結局なにもわからないまま、下腹部への襲撃は終わっていました。
痛みの原因はよくわかりませんでした。
直前に腐りかけたタマネギを食べたとか、もしかしたら鶏肉に火が通りきっていなかったとか可能性がないわけではないのですが、それにしたって下腹に至るにはあまりにも早すぎるような…
昼食もお茶漬けで軽く済ませたので、生ものなんかはありませんでしたし…
タマネギはあと半分くらい残っているので、もし次も同じようなことになればあのタマネギは捨てておきます。
ともあれ、痛みを伴ったわりには大事故にならなくてよかったです。
補記
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あまりにもつかみどころがなさすぎて…
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