キナリ杯感想7


↑周りの景色や目に見えるものを言葉にして伝えることで、視界に入るという言葉の意味を娘さんと認識するまでの流れが、すごくわかりやすくて微笑ましくて、目が見えない人がどうやって世界を見ているのかも自然に入ってきました。情報源の話、数と具体例のバランスがすごく絶妙!

↑書き出しがミステリー小説みたいで惹かれるなと思いました。まさかキナリ杯の話とは。よくわからない、でもなんか気になる夢の分析ってはじめて見たのですが、今回の応募作の中でも異彩を放っていました。おもしろかったので、こういうジャンルが確立されていきそうだ。先駆者ですね。

↑テンションが高い。USJは何度も訪れているので、裏話的な感じで楽しめましたし、懐かしくなりました。文房具がドラえもんのような仕事、というのはおもしろい表現です。文具って当たり前に身近なところにあるけど、考え方によっては不思議な道具なんですね。素敵なお仕事だと思います。

↑わたしが泣きたいですわ、の悲壮感がめちゃくちゃ伝わってきました。そしてふつふつとした怒りも。これ街中で子育てされている人だったらみんな共感するんじゃないかな。中盤の勢いでなぜか、ASIAN KUNG−FU GENERATIONのリライトが頭の中に流れてきました。これにてドロン、のおあとがよろしいようで締め感もすごい好きです。

↑お子さんの一言目に発したときと、そこから親がニコニコして見守りながらいろいろと思いを巡らせるやりとりが微笑ましかった。()が何度か繰り返されるところとか、漫画みたいな演出で、すごく読みやすいし状況が伝わりやすいなと思いました。この先ずっと答えはう、という締めくくりも伏線回収みたいになっていて気持ちいいし、かわいいです。

↑アルバイトと事件の話って、気になっちゃいますよね。爆発という状況にかなりギョッとしたし、大丈夫かなと心配になりましたが、大丈夫みたいでよかったです。レモンサワーに手を突っ込むテンパり具合も、普通は想像できないのに、説明がやたら丁寧で想像できちゃいました。

↑一行が短くて、改行が多めで、小説のような展開がすごく読みやすかったし、先が気になりました。ブルース・リーがなにかわからなかったのですが、夢の話だったんですね、やられた。でもまさか、そこから、ソーシャルディスタンスやコミュニケーションの話になるとは思いませんでした。いろんな意味で驚きと納得のあるnoteです。

↑流れるようなマシンガントークのnoteですね。息継ぎなしで最初ずっと喋っている感じに、動揺なのか、勇気なのか、よくわからないけどパワーみたいなものをひたすら感じました。夕暮れ時の車窓から切り取るっていう表現、いいですね。

↑ジェットコースターの下で爆睡していたから大物になる、いかにもお盆休みとかで親戚が集まったときに、笑いの種になりそうな微笑ましい話ですね。おすそわけありがとうございます。初めてのものは緊張するけど、先がちょっとわかってたらワクワクする、そのとおりだと思います。ワクワクしていきましょう。

↑カエル、でかっ!とびっくりしました。途中の手で掴んでる写真を見て、想像よりもまだでかかった。カエルってすごい。でも子どもと生き物の組み合わせって本当にすごいですよね、飼い方なんかを教えるのはこっちなのに、なぜかいろんなことを教えてもらえる。ヌシを送り出す場面はちょっと感動しました。

↑日本に取り残されていた、という表現からなんか起きそうなことが伝わってきました。一行ずつがシンプルな表現で、力強く、テンポが良くて読みやすい。大丈夫か、気は確かか、の畳み掛けのところがおもしろかったです。旬ではない日本のギャグも。でもそれ言ってもらえるだけでいい人なんですよね、そういうところも伝わってきて暖かったです。

↑タイトルのインパクトがすごいなあ、本当に。イラチのオッサン、わたしも関西ではよく遭遇したのでヒヤッとしました。絶妙に汚い関西弁の表現がまた、雰囲気が出ています。それに対する心の声も。手に汗握る展開に、こちらもまた、殴り合いを応援するオーディエンスになってしまうnoteでした。

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