きなり皚
【世界滅亡を防ぐために天使が絵を描く話】舞台は天界。飽き性の小さな神様《ロード》は世界をまっさらにしてしまおうと言う。天使《ミカエル》はそれを防ぐために、世の素晴らしさを主に伝えるべく、自ら美しいものを絵の中に収めようと生まれて初めて筆を手に取るのだった。自分の絵が下手くそであることも知らずに――。