日本NFTの躍進

年末からの日本NFT界隈で起こった事をまとめてみた。

1.座禅 〜ダイアモンドハンド🙏

2.AL磨き🪥

3.フリーミントラッシュ 🆓

4.弱気トレーダーへの嘆き📈

5.NFTポイントアプリ📱

6.web2大型SNSへの挑戦🌐

7.WEB3おじさん👱‍♂

️座禅 〜ダイアモンドハンド

🙏昨年末、日本のNFT界隈では沢山のコミュニティでgenerativeNFTのミントが行われた。

プロジェクトの主催者はNFTを大切に持ってくれる人にALを配布する主旨を伝え、ミント価格は無料に近い底価格とした。

当然、参入者は一気に増えたがその中には単純に売買利益だけを求める者も多くいたはずである。

しかしながら、DAOCommunityで活動をしていくうちに、プロジェクトの面白さやNFTへの愛着が募り、NFTに利益以外の価値を生み出した者も少なからずいた事だろう。

日本人特有の同調性の高さもあって、NFTは持ち続けるべきものだという共通意識がDAO内に生まれた。

これを象徴的にしたのが日本の瞑想文化の一つであるZAZENと言うワードである。

目先の利益を得たいという欲に打ち勝つ為にZAZENという瞑想をして自身のマインドをコントロールする。

実際にZAZENをした者がいるかどうかは定かではないが、大半の人はこのワードに同調した事だろう。

DAO運営者のこうした呼びかけと参加者の団結力が功を奏して、ミント前からこれらのプロジェクトは十分な力を蓄えていた。

💡リリース直後のフロア価格は一気に上昇し、世界のNFTトレーダーを驚愕させた。

これは誰もが知っている「事実」ではあるが、それを生み出したロジックを深く知る者は少ないだろう。

CNP,APP,LLAC
SHIKIBU,WAFUKU,TAG

https://twitter.com/ihayato/status/1631198658573262848?s=46&t=UpF5n2aqzZX0QpPeEzXZzA


AL磨き

🪥とあるプロジェクトの運営たちはALに登録されたwalletの1つ1つに対してNFTの保有数や売買履歴、さらには紐づけされているSNSでの活動までを調査し、ホルダーに相応しいかを判定する。

この行為はflipperやpaperhandsの排除を目的としていて主催者はその精度向上に注力している。

厳選されたAllowListはまるで磨きがかかった宝石のようであり、この行為をBrushing ALと呼ばれている。

当然ながらリリース直後に売り逃げする者は激減するため、リスト率はかなり低く、フロアはかなり高い位置からスタートする。

また持続的に売り圧も少ないためフロア価格は高い水準で安定する。

💡ALにリストされたアドレスはいわば「優良なホルダー」と認定されたようなものだ。

それがNFTという証明書で世界の誰からも見られるようになる。

こんな誇らしい事はない。

一方でリストから外れた者の中には彼らを妬ましく思いアンチを唱えるかも知れない。

しかし一つだけ言える真実があるとするならば、国境も差別も偏見も賄賂も忖度もないこれほど公平で透明性のあるジャッジはどこにあろうか?これこそweb3 DAOでしかなし得ない事の一つなのかも知れない。

💡「優良ホルダー」のアイデンティティが生まれる事により、それに憧れてそれを目指す者のモチベーションも上がる。

総じて考えると市場には良い影響しか与えないだろう。

LLAC,Xana PENPENZ
https://opensea.io/ja/collection/xana-penpenz-cryptoninja

フリーミントラッシュ


🆓日本のプロジェクトが次々とサプライズを起こす中で、突然ALなしの早押しのFreeMintが開催された。

配布サイトが日本人に馴染みのない物だったため、多くは海外の人たちに行き渡った。

保有者にpaper handsやフリッパーもいる中、謎の期待感が募って高額での取り引きが盛んに行われた。この流れに乗って、他のプロジェクトでもフリーミントのラッシュが始まった。

それらの配布条件は様々な工夫がされていて、その多くは既に保有しているNFTのリワードとする事で、多くのDAOが活性化した。

💡Freemintによって世界のプレイヤーに参加を促し、日本のDAOやartのクオリティを再認識させたのも真実の一つだろう。

日本発のNFTでありながら、参加メンバーの比率は海外勢の方が上回ったプロジェクトも少なくない。

IkehayaPass
KIYOSHI’s Seeds
Xana PENPENZ
SpaceGirl

https://opensea.io/ja/collection/ikehaya-pass

弱気トレーダーへの嘆き

📉ミント後のトレーディングで最近起こっている現象として、ミント直後にフロア価格より安い値段でリスティングする動きがある。

せっかくのお祭り相場でpumpが抑圧されてしまい、結果的にフロア価格が低位置に収まってしまう。

最悪の場合、ミント価格を下回ってしまう事すらある。

これは日本人の初心者トレーダーに多く見られる悪い傾向としてtwitter spaceやvoicy(Podcast)などで取り上げられていた。


💡本来ミント直後であればプレイヤーはフロアより高い値段でリスティングを積み上げ、価格上昇の波に乗って行く。

この事は世界のプレイヤーなら誰もが知っている。大きなpump&dumpが発生するものの、最終的には適正価格に落ち着く事が多い。

日本のNFTプロジェクトのいくつかはこの事態を予測出来ずにミント価格と配布数を誤ったと評価されてもおかしくないものも見られる。

そんな理由から今のフロア価格がミント価格を下回っているNFTが多く散見されるが、中には価値と実態が伴っていない優良なNFTもある。

むしろそれらはバーゲンセール中なのかもしれない。

💡日本のプレイヤーたちは、マーケットに対するリテラシーがまだまだ低い。

旧来より義務教育における金融教育に問題があり、若い年齢層であっても、起業や投資のようなリスクをとる文化がない。

資産の投資割合が世界と比べると圧倒的に低いのもこういった背景によるものだ。

マーケットの有識者はNFTのトレードを通して、リテラシー向上を促している。

NFTポイントアプリ

📱今の日本NFT界隈はコミュニティ同士の交流が盛んであり、お互いが競争相手というより日本市場を盛り上げて行こうとする共通意識が出来上がっている。

それを体現する1つの形として、ポイントが貯まるコミュニティアプリが登場する予定だ。

多くのプロジェクトがこのアプリに参加表明しており中には聞き慣れた名前もある。

アプリ立ち上げの意図の一つとして、今のOpenSeaやBlurのようなマーケットプレイスはNFTのトレードや全体の統計や分析に注視しているのに対して、このアプリはよりパーソナルな情報に特化しており、ミント日であったり保有日数といった情報が確認できるようになる。

さらには、ポイントが貯まったり、NFTのレベルが上がったりする要素も実装される予定で、持っているNFTそのものを楽しむ工夫がされている。

💡NFTに新たな価値を生み出す試みであり、将来どういった結果が待っているのかは誰も予想が付かないが、それに期待し賛同する者も少なくないだろう。

もしこのアプリが成功すれば、アプリ内で流通するポイントがNFT売買の基軸通貨になるかもしれない。

JAPANDAO
NFTLIFE

TAG OkCat NTP
https://twitter.com/nftlifeapp/status/1622378603341312000?s=46&t=UpF5n2aqzZX0QpPeEzXZzA

web2大型SNSへの挑戦!

🌐ほとんどの日本人はweb3に関する興味が薄く、metamaskウォレットですら扱う事に抵抗を感じている。

安全で平和な国である日本では、取引所やウォレットがハッキングされるなんて事は許されない。ましてやそれが全て自己責任であるという認識は皆無である。

そんな日本人の特性に目をつけたCNPは、日本で最大級のSNSであるLINEのサービスのひとつであるLINENFTに突然CNPToysと言うNFTをリリースした。

サプライズではあったが一部に情報が流れていたためリリース後数秒で完売。

マーケットでは、3倍〜10倍程の価格で取り引きされた。

ちなみにLINENFTは独自のプライベートチェーンであるLinkと日本円でNFTマーケットが形成されるためCNPToysがグローバル市場で見られる事はない。

流動性が限定的な反面セキュリティは成熟したweb2プラットフォームに支えられていて強固だ。

💡大手SNSの利点は圧倒的ユーザー数とセキュリティの高さである。

そこにグローバルのNFTプレイヤーを引き込む事により、閉ざされたマーケットでありながら今
の日本NFTの勢いを体現させる事に成功した。

NFTを知らない多くの日本人のサプライズを生み出し、NFTの価値を広く知らしめるきっかけとなった。

https://nft.line.me/store/brand/79?utm_source=oa&utm_medium=rcmsg&utm_campaign=0222&openExternalBrowser=1&ldtag_cl=cqAtND9QQ8GF4hE-cy0OIwAA_oa

WEB3おじさん

👨日本の人口比率は逆三角形になっており40代から上の層が圧倒的に多い。

web3やmetaverse などの最先端のコミュニティにも年配層の参加者が多く見られ、経済的余裕と人生経験の豊富さから数少ない優秀な若いweb3イノベーターやNFTクリエイターを色々な形で支援している。

💡バブル崩壊から景気低迷期の中第一線を生き抜いてきた彼らのパワーは、若い世代を超える勢いである。

そんな彼らの事をWEB3OZISANと名付け、WEB3OZISANの増殖は加速している。

Kamogashira-san
https://twitter.com/kamohappy?s=21&t=UpF5n2aqzZX0QpPeEzXZzA

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