犬に食べさせてはいけないもの
読んでいただき、ありがとうございます!
食べることが大好きな、きなこ夫婦です♫
今の時期は秋ならではの美味しいものがたくさんあって、目移りしちゃいます。
美味しいものが好きなのは、犬も一緒のはず!
でも、犬が食べると体調を崩してしまったり、死に至る危険がある食材があるそうです。
犬に与えてはいけない危険な食べ物を調べて、まとめました。
環境省が提示しているガイドラインに沿って紹介します。
1、カカオが含まれるもの
(チョコレート・ココアなど)
カカオに含まれる成分(テオブロミン)が、嘔吐・発熱・下痢・けいれんなどを引き起こします。
カカオの濃度が高いほど危険度が上がるので、チョコレートの中ではダークチョコレートが最も危険といえます。
ケーキやクッキーなどにも含まれていることが多い食材なので、注意が必要です。
2、ネギ類
(長ネギ・玉ネギ・ニンニク・ニラ・ラッキョウなど)
含まれる成分(アリルプロピルジスルフィド)が赤血球を破壊し、血尿・下痢・嘔吐・発熱などを引き起こします。
この成分は加熱しても分解されない性質のため、ハンバーグやカレーなどの加工食品や、ネギ類のエキスがにじみ出た味噌汁や、すき焼きの煮汁も与えてはいけません。
3、キシリトールが含まれるもの
(ガム・歯磨き粉など)
人間にとっては虫歯予防に有効とされていますが、犬にとっては少量でも血糖値の低下・嘔吐・肝不全を引き起こします。
甘味料としてキシリトールが使われている場合もあり、ガム・歯磨き粉以外にも注意が必要です。
4、ブドウ類
(巨峰・マスカット・干しブドウなど)
ブドウ類は犬の腎臓に損傷を与え、腎不全(嘔吐・尿が出ないなど)を引き起こします。
どの成分が腎不全の原因になっているかは判明していませんが、日本国内・世界各地でブドウを食べた犬が、急性腎不全を起こしたという事例があるようです。
とくにブドウの皮が症状を重くするという情報があり、生のブドウよりも濃縮100%のジュースのほうが、危険度が高まることがわかっているそうです。
5、生の魚介類
(魚・タコ・イカ・エビ・カニなど)
生の魚介類はビタミンB1を分解する成分(チアミナーゼ)を持っているため、ビタミンB1欠乏症(人間でいう脚気)を引き起こします。
この成分は加熱によって活性が失われますが、タコ・イカは消化性が悪いため、加熱した状態であっても胃腸に負担がかかります。
またエビ・カニなどの甲殻類はアレルギー食材でもあるため、その点でも注意が必要です。
6、鶏の骨
鶏の骨は縦に裂けて砕けやすく、噛んで割れるととがった形になるため、のどや消化器官を損傷する危険性があります。
また、丸飲みしてしまう可能性もあり、のどをつまらせる原因となります。
おわりに
危険な食材を与えないために、犬用の食品を与えることを基本にし、犬用でない食材・食品を与える時には、危険がないか必ず調べるようにすることを徹底したいと思います。
また、犬にとって危険な食材だと知らなかったものが多く、知る・調べることの大切さを感じました。
今後も犬をお迎えするにあたって必要なこと・大事にすべきことを学んで、このブログでシェアしていきたいと思います。
ではまた!
<参考にしたWEBページ・文献>
環境省/飼い主のためのペットフード・ガイドラインhttps://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/full.pdf
ペット栄養学会誌/禁忌食(その2)-チョコレートと犬・猫の健康https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/15/1/15_36/_pdf
ペット栄養学会誌/禁忌食(その4)-魚介類(チアミナーゼ)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/17/1/17_44/_pdf
日本小動物獣医学会誌/ブドウ摂取後に急性腎不全を発症して死亡した犬の1 例
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06311/c1.pdf
厚生労働省/e-ヘルスネット/キシリトール
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-037.html
みんなのブリーダー/獣医師が解説! 犬が食べてはいけないもの、危険度別一覧
https://www.min-breeder.com/magazine/15319#:~:text=
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