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ミチブシン
2024年5月19日
酔歌の放送後記でもよく書くけど、田舎ならではのご近所さんとのやりとりが新鮮な日々。
今日は初めての「ミチブシン(道普請)」。正解の発音が未だにわからないのでのっぺり発音。
そして先月から初めての5-2班「班長」のまりこ家である。
8時集合なので、前夜の酒を少し控え7時半に目覚ましをかけたが午前に起きる予定の時は全く寝付けない。ほとんど徹夜で8時前に自治会館に行ったらば、もう1時間前から作業してるよな雰囲気でたくさんのおじいちゃんおばあちゃんが庭の草刈りしている。
目立ちすぎるオレンジカチューシャつけてきたことを後悔しつつこそこそ受付。班の出欠表と、来れない皆さんから預かった不勤料なるものも提出。
私は自治会館内を担当とのこと、たくさんの方々が既に掃除機やら窓拭きやらしている中で仕事を見つけねばならないオレンジカチューシャ、台所をちょこちょこ拭いた後、いいものを発見。
でっかい黒板!
私は黒板やらチョークが大好物。
童話「オオカミと七匹の子ヤギ」で、オオカミが綺麗な声を出すために白墨食べる絵本からのノスタルジー。
教室でチョークのぎっちり詰まった箱を見つめてはうっとり、黒板に打ちつけ文字を書いてはうっとり、匂いをかいでうっとり、手につかない仕様のものも出てきたり、先生によって筆圧が違ったり、黒板消しですっと消える気持ち良さ、少しずつ減っていく愛おしさ、真新しいチョークの先の角ばった美しさ、、、
文房具っていいよね。
ロマンティックな白い棒を久しぶりに握って、夢中で使いかけのチョークたちを一本一本見つめながら集め、黒板消しの粉を払い、黒板を丁寧に拭いていたら、肩をとんとんされおばちゃまに本日のミチブシンの終了を告げられた。
2時間予定のところを40分。
もう何もやることなしと。
みんな早よ来すぎなんやって。
黒板に夢中になっていただけなのに、こんなところまで綺麗にしてくれてありがとうねとのお言葉をいただいた。喜んで黒板の足も拭くオレンジカチューシャ。
帰り道、角に刺してある自治会館を示す赤い三角の旗もなんか、いい。
ちなみに本日仕事で道普請に参加できなかったジョージは、昔から長になった経験がないらしく、この度班長に任命され嬉しそう。
いつもおじいちゃまたちの早朝ピンポンに「ハーーーーイ!!!」と張り切って出ている彼だが昨日は眠かったらしく私に「出てや」。
立っていたのは風船持った爽やか綺麗なお姉さん、英会話教室の勧誘。
カーテンから姿を盗み見、インターホンの画像を確認し地団駄踏んで悔しがっていた。
地域のお付き合い。
皆さん本当に朝が早い。
徹夜なので今夜の酔歌まで寝ます。
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