ある日部屋の整理をしていると、小学6年生のころに担任の先生がビデオカメラ片手に、生徒一人ひとりに将来の夢を聞いて回った映像が、アルバムと一緒にでてきた。 滞在はたった2年だったけど、転校生だった自分を受け入れてくれた、優しいく懐かしい場所。 再生してみると懐かしい面々が姿を見せた。「あーこんなやついたな」「この子以外と可愛かったんだな」なんて思ったり。 やがて友人と肩を組みながら私がでてきた。 「将来の夢は?」と先生に聞かれ、屈託のない笑顔で、「プロサッカー選手!」と