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ちゃんとする/しない

ちゃんとするってなんだろう

先日、テレビ番組で中川家の剛さんが、自分たちのスタイルを考えていくなかで「漫才でちゃんとするってなんやろ?」って考えた、とお話しされていた。

台本に書いた通りにかっちりするよりも、設定をふんわりと決めて舞台上で漫才をやる方が合っていたそうだ。そこに至るまでに、なんでちゃんとやらないのかと先輩に怒られたこともあったらしい。

ほぼぶっつけ本番でできるなんて、中川家さんだからできることではあるけど。たしかに「ちゃんとする」ってどういうことなんだろう。

人それぞれの「ちゃんと」がある気がする。

オードリーの若林さんは、春日さんが台本通りにやるのが得意だから、中川家さんのような漫才がやってみたいけどできないんだと言っていた。台本を決めてやるのがオードリーさんの漫才スタイルならば、自分達のやり方を確立して「ちゃんとしてる」ってことだと思う。

身近なことで考えてみると、丁寧な暮らしがいいと言われることが多いし憧れはある。実際に、そのような暮らしをしている人はちゃんとしてるなと思うけど、仕事が忙しくてできない人もいる。やってはみたけど、合っていなかった人もいるはず。今の暮らしや生活リズムに合っていないのに無理をするよりも、別のやり方を探してやってみる方がちゃんとしているんじゃないか。

人から見ての「ちゃんと」があるし、自分の中での「ちゃんと」があるんだろう。

ちゃんとするって、自分のスタイルを見つけてやっていることなのかも。

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