2024 年金財政検証のデタラメ②
本記事は
年金財政検証のデタラメ
からの続きです。
分母と分子がおかしい
分母である平均手取り収入額は文字通り手取り収入、つまりは社会保険及び税控除された金額。
分子である年金収入は、控除前の支給額であり、分母が手取り収入であるならば、分子は向上の支給額にならないと整合性が取れない。
平均的な控除率77% を夫婦2人の基礎年金134,000円+夫の厚生年金92,000円から控除した金額は
支給額 226,000✖️控除 77%
= 約174,000円
分子は支給額控除後174,000円
分母は手取り収入370,000円
で、計算すると約47%となり、所得代替率50%割り込んでしまう。
現役男子の平均手取り収入額
聞き慣れない言葉、現役男子の平均手取り収入額。平均手取り月収ではなく、財政検証では平均手取り収入額が370,000円と表記されている
平均月収手取りではなく平均手取り収入これはボーナスも含まれていると考えられる。ボーナス夏冬合わせて4ヶ月分と12ヶ月分を足して12ヶ月で割った金額が平均年収の444万となっている
所得代替率の計算にボーナス含めるのが適切なのか❓
年金支給にボーナス月はあるのか❓
この計算式も法律で決まっているそうなので計算をした者自体は悪くない…