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【田舎に泊まろう】No.59

セカンドワーキングホリデービザの資格(3か月以上ファームで働くことで滞在期間が最大2年になる制度)が欲しかった自分は、農場での仕事を探しながら、旅をしようと思っていた。

タリーという町に到着。ここはバナナで有名な場所であった。

とりあえず、長距離バスが止まる広場で人の流れを観察することにした。

仕事を終えた人たちが次々とキャラバンパーク(キャンプ場みたいな所)に流れていく。

(今日はここに泊まろう。そして仕事があるか聞いてみよう。もし仕事がなかったら、次の場所で仕事を探せばいいや。)

勇気をだしてレセプションに行ってみる。仕事を終えた人たちでいっぱいだった。

順番をまって、仕事がしたいのですがありますか?と聞いてみた。

即答であるとのこと。

『おーラッキー』と心の中でガッツポーズをして、今晩はここに泊まりたいのだけどと申し出た。

部屋はいっぱいだからテント張ればそこらへんで寝ていってもいいよと軽く言われてしまった。

そもそもテントなんて持っていないし、雨期のため毎日雨が降っている。晴れているならまだしも、雨の中のテント生活はきついなと思い、この町にある宿をすべて回ってみることにした。

しかし、バナナの仕事を求めている人たちでどの宿もいっぱいだった。

今夜はもう遅いし、しょうがないからキャラバンパークへ戻って、一泊し、旅を続けながら別の仕事場を探そうと思っていた。

レセプションで一泊(車中泊)の手続きをしようとしている時、一連のやりとりを見守っていた老人が一言。

『今日はうちに泊まりなさい。』


🌟ワンフレーズ英語 No.053🌟
【reception】
チャンスは貪欲に拾っていこう。


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