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Netflixを解約するまで後31日〈サンクチュアリ、内さまワールド〉

とうとうNetflixに堕ちてしまった哀れな人間による恥の多い備忘録である。せめて心までは堕ちぬよう抵抗していくために筆を取る。
Netflix、お前は「キャンセルや解約は簡単にできますのでお気軽にどうぞ!まっどうせそんなことできないでしょうけどね!こぉ〜んなに面白いコンテンツだらけの我がNetflixですから!」とのたまっているが、絶対に思い通りにはさせない。

『サンクチュアリ -聖域-』第1〜3話

Netflix加入のきっかけとなった作品。よく聴いているラジオがどこもこぞって絶賛していて実際かなり気になっていたので視聴。

始まってすぐ画面に「+16」「自殺」の文字が。これはアマプラなどの動画配信サービスにもあるレーティングの年齢制限の数字とそれの理由についての文言なのだが、つまりこの作品そういうシーンがあるってことなのかと開始2秒で身構える。
そして開始早々「コイツめちゃくちゃ自殺しそうだぞ…!」というキャラが出てきてかなりハラハラしていたのだが、とりあえず3話の段階でそのルートから抜け出したような気がするので「じゃあ今度は誰が…?」というミステリの犯人探しのような感覚に陥ってしまった。作品と関係ないところで余計な焦燥感を抱かせないでほしい。

まだ3話までしか観ていないので詳細な感想は避けるが、このままだと完全に一気見してしまうから一旦視聴を止めて後日にしようと思ったくらいにはのめり込んで視聴していた。
粗暴で破天荒な主人公の力士を通じて「聖域」である角界の様々な面を映す作品なのだが、CMなどの演出と反して今のところ奇抜な面白さよりも王道に沿った面白さがあると自分は思う。
その中で飽きさせない工夫がやはり資金面で表れているのが明らかで、初場所のシーンでしっかり両国国技館のようなセットを組んでいたり、2年以上の長期に渡って体づくりから準備をさせていたりと、昨今の資金難で苦しむ日本ドラマに少し同情してしまうくらいの徹底さがこの作品の面白さの担保になっているように感じた。
(余談なのだが、『だが、情熱はある』で出たM-1の再現シーンのセットがあまりにもチープなスタジオすぎて少し辟易してしまった。南海キャンディーズの漫才コピーは素晴らしかっただけに残念だ。)

それと、元々Netflixに抱いていたあの特有の画面の暗さが本当に印象通りだったことに驚いた。
「あー…俺はとうとうNetflixに入ってしまったのだな…」とソープ帰りの童貞みたいな気分になる。加入に5年近くゴネていたがきっといつか慣れてしまうのだろう。だからこそこの備忘録があるのだ。
「そもそもなんでゴネてたの?」に関しては…まぁ…なんでなんでしょうね…ホントね…

『内さまワールド』
デートしたらクイズが出来たワールド 前編・後編

自分は前進番組の『内村さまぁ〜ず』(大体400話ほど)をおそらく5周から10周はしている。「一番好きなバラエティ番組はなに?」と聞かれたら自信を持って答える時期があったくらいには大好きな番組で隔週月曜(のちに木曜)はワクワクしていたものだ。
そんな『内さま』が今年2023年にNetflixへ移籍することになってしまった。
痛恨だった。「あーーNetflixに入ることになるのか。年貢の納め時か。」と肩を落としたのを覚えている。それから3ヶ月ほど加入を渋ることになるのだけれど。

そんなわけで3ヶ月遅れで視聴した『内さま』はあまりのそのまますぎて、良い意味で少し拍子抜けした。元々配信場所の移籍が多かった番組なのでこのくらいの変更は屁でもないのだろう。
そもそも移籍第一回目で大竹と牧野ステテコのデートからスタートさせる段階で特別気負ってるわけではなさそうだし、次回の恒例人間ドック回も楽しみだ。


そんなわけで初日だ。毎日こんな長文書くつもりはない。観ない日だってきっとあるだろう。でもこうやって筆を取らなければ5年も加入を渋った自分が透明になってしまいそうで怖い。墓標を建てなきゃ成仏できない。
俺は、絶対にNetflixに負けたりしない。

Netflixを解約するまで後31日

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