怪しすぎる不動産投資RENOSY
最近、動画広告でよく表示されるマンション投資のRENOSY(リノシー)。
調べてみると私的には、詐欺じゃないかと思う部分が多々ありました。
数年前に倒産した、車のレンタル会社と同じスキームじゃないかと思います。
私の受講者の中にも、危うくRENOSY(リノシー)で買う直前の方もいたので、注意喚起のため書いておきます。
RENOSY(リノシー)のどこが一番危険かと言えば
・物件の詳細を教えてくれない
ということです。
物件詳細を教えて欲しいと言ったら、
「そんなこと聞く人はいないですよ」
の一点張り。
そうなると、その物件の一般的な販売価格もわかりません。
また、RENOSY(リノシー)が値段を上乗せして、割高な物件を紹介されてもわかりません。
物件の内装などの状況がわからないので、修繕が必要と言われたら、従うしかありません。
これは、数年前に破綻した、高級車を買ってレンタルするスキームと似ています。
レクサスなどの高級車を20-30%増しの価格で一度も車を見ずに買って、結局ローンだけが残り、会社倒産後は車も見つからないという人が何人もいました。
車と違い、マンションのローンは数十年になります。
土地であれば値上がりを期待できる場合もありますが、マンションは老朽化するのでほぼ値下がりします。
ローンが払い終える頃には、二束三文になる可能性もあります。
利回りの説明もかなり不親切です。
表面利回りだけ説明しますが、実際には取得税や固定資産税、修繕積立金など、足していくとほぼ利益が出ないものもあります。
修繕費用は、積立以外にも時々発生します。
完全に把握はできませんが、収益ギリギリで所有していたら、赤字になる場合もあります。
数万円や数十万の買い物ならともかく、数千万の買い物を物件もみずに買わせる商売は、まともとは言えません。
RENOSY(リノシー)としては、最初の売買で手数料がもらえるし、割り増しで売れば利益も出ます。
とにかく物件を売れば儲かる商売です。
不動産屋さんに、RENOSY(リノシー)について聞いたら苦笑いされて
「会社をたたむ準備をして、そういう商売する会社もありますね。」
と、言われました。
中古車レンタルのオーナーと同じスキームの匂いがします。
やはり不動産は、目利きする能力がない人が手を出せるものではありませんね。