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「生きてるだけで、えらい」が、少しだけ分かるようになった

「生きてるだけで、えらい!」って、よく聞く。そう。ほんと、そうだと思う。だけど、何が、えらいんだろう。あんまり深く考えたことはなかったけど、最近、「ああ、だからか」となる瞬間が、あった。

今日は、(きっと)大人の階段をのぼりつつある私の、留学前日記です。そして、ちょっとしたお手紙のように、書いています。

まず、何のことを「大人の階段をのぼる」と、言っているのか。それは、「色んな手続きをする」ということ。

自分で、留学先を決めた。その後、はじめて、一人で、パスポートの更新やVISAの手続きをした。今も、保険会社やカード会社、携帯のSIMの検討。ローンの見積もり。奨学金やホームステイ申請。色々、している。色々しているからどうだ、ということは、ない。だけど、新しいことばかりの日々は、まさに「はじめてのおつかい」状態だということ。

色んな書類に、目を通す。色んなものを、比較してみる。ああ。難しい。分からない。今すぐにでも、後回ししたい。社会に出ている方々って、平然とこんなことを、やっているのですか。本当に、頭があがりません。

仕事とか、家庭とか、人間関係・・・。そんなこと以前に、日本という社会の中で生活するには、色んなことを、やらなくちゃ、いけない。きっと、私が最近、知ったことなんて、ほんの一部だと思う。

こうして、色んなやるべきことがあるから、今日も、社会は、平然と回る。だけど、一個人からすると、これらに向き合うって、すごく、すごく、大変で。根気も、パワーもいること。

私が、「生きてるだけで、えらい」を、ちゃんと感じたのは、誰かの講演でも、感動するようなドキュメンタリーでも、なかった。こうやって、細々した書類に目を通している時だった。これからを、なんとか、やっていこうとしている時だった。

誰に言わずとも、今、生活していくことに必死になっている人のことを、知っている。同じ経験をしていないから、全ての事情を理解できる訳じゃない。だけど、そんな中でも、生きているだけでも、本当に、すごいよ。えらいよ。やっぱり。

「普通に、生きていく」って、多分、めちゃくちゃ難しい。かっこつきの「普通」の話をし出したら、多分、2時間も、3時間も話せてしまうから、割愛する。だけど、ここで言う「普通」は、人間関係を抜きにして、「衣食住、何も困らずに、今、生活ができること」とする。

色んな契約のこと。手続きのこと。お金のこと。生活のこと。色々。「みんな、やってるから当たり前」と思うことって、普段、話すネタにもならない。お金や家庭が絡むと、なかなか人に言うことはないかもしれないし、言いたくなかったら、言わなくていい。

だけど、やっぱり、それを、ちゃんと、やっているあなたは、今日も、すごいです。ほんとに、それだけ。

私も、今、自分でも生きていく力を、身につけている最中。難しいし、大変だけど、根気よくやってたら、少しずつ、分かってくる。どうにか、なってる。なんとか、なってる。

く〜〜〜。大変なこと、たくさんあるね。
「頑張れ」なんて、言わない。
だけど、生きてるだけで、えらいぞ、私たち!

いつも、応援、ありがとうございます!サポートいただいたお金は、6月から約8ヶ月間のアメリカの留学費に全額使い、その体験を、言葉にして、より多くの人に、お返しできたらな、と思っています。