【Vol.2】初心者でもついていける?のこたえは「ついていかなくてもいい」
アメリカ生まれのジャザサイズが、日本に上陸したのは約40年前。一度は興味を持ったことがある方も、少なくないかもしれません。
一見ハードにみえるジャザサイズですが、実は、幅広い年齢層の方たちに親しまれています。
ジャザサイズがさまざまな人たちに愛される秘訣はどこにあるのでしょうか。オーナーの溝﨑(みぞさき)英子さんにお聞きしました。
「誰でもできます」と伝えたいですね。
実は、ジャザサイズの運動量は、自分に合わせて変えられるんです。
インストラクターと同じように動かなくてもいいんですよ。
ダンベルを使わずに、負荷を下げてやってる人も割といます。
みんな、自由なんですよね。
ああいうのが、すごくいいと思います。
目的はちゃんと踊ることじゃないんです。
たとえば、ステップができなくても、有酸素運動になればいい。
だから、運動が苦手な方もジャザサイズを楽しめるんですよ。
あと、ジャザサイズには「鏡」がないんです。
鏡を見ると、どうしても周りとくらべてしまいますよね。
だから、ジャザサイズではわざと鏡をおいていないんです。
普通、ジムではインストラクターが鏡を向いて鏡越しにやることが多いけれど、ジャザサイズは対面でコミュニケーション取りながらやっていくんですよ。
そう!
そういう柔軟さが、ジャザサイズのいいところかもしれません。
【取材の裏話】
取材前に、ジャザサイズ未経験者を対象とした「簡易的なアンケート調査」を実施したところ、以下の声が寄せられました。
リズム感や体力に不安がある方が少なくないようですが、ジャザサイズは自分の状態に合わせて自由に運動量の調整が可能とのこと。
取材の日も、ダンベルやバンドを使わない人がいたり、曲によって負荷を調整している人がいたりするなど、自由な雰囲気でジャザサイズを楽しんでいました。
一方で、「自由に調整する」ことにハードルの高さを感じる方もいるかもしれません。
実は、インストラクターから「ローインパクト(負荷が小さい)」と「レギュラー(負荷が大きい)」のそれぞれの動きがレクチャーされるので、「どうやって負荷を調整したらいいの?」と悩むこともないのです。
初心者でも、運動が苦手でも楽しめるジャザサイズ。
だれでも受け入れてくれるその「柔軟さ」が、ジャザサイズの魅力のようです。
企画・取材・執筆:木村 渚
撮影:松村 拓洋(たくみ)
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