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学校の働き方改革・ふるさと納税・ねぶたに県産木材・公共施設のあり方と盛りだくさんで質疑。令和6年第2回定例会予算特別委員会

予算特別委員会が終わりました。私は63分間の質疑を行いました。
また、補正予算案は全会一致で委員会を通過し、26日最終日の本会議に送られました。

①学校における働き方改革環境整備事業
今補正予算で提案されている「学校における働き方改革環境整備事業(2999.8万円、1/2県補助金)」の中身を詳しく取り上げました。実現に学校現場の先生方からも期待の声が多くあります。例えば、時間外の留守番電話システムの設置。

留守番電話システム

教育委員会も、設置の効果について

⇒留守番電話装置については、自動音声案内を活用することによって、
〇教職員の作業効率の向上
〇時間外勤務の減少
〇教職員の心身の負担軽減
などにつながる

と答弁しました。

一方で、導入した自治体では、一部の保護者の方から「電話が学校に繋がらなくなった」「今の先生方のやる気が感じられない」など、運用が変わったことを知らずに学校へクレームをつけるといったこともあるようです。

 この留守番電話システムの意義、16:30以降は学校の電話は留守番電話になります、先生方の多忙を解消して、子供たちにより良い教育を提供することに必要不可欠なので、ご理解いただきたい、ということを、全庁あげて周知してほしい、と要望しました。

 ちなみに今回の補正予算で計上されている、学校における働き方改革環境整備事業の概要は、

〇留守番電話装置の設置(全小・中学校、510万円)
〇自動採点システムの導入(全中学校、764万5,000円)
〇大型ディスプレイ(全小・中学校、1,427万3,000円)
〇電子黒板(2台購入し、各学校に貸し出し、297万円)

合計2,998万8,000円

でした。
県の交付金の上限額3000万円いっぱいまで、予算計上していることでした。学校現場の多忙化解消し、青森市の教育環境を充実させる、という教育委員会の、本気度が伝わります。また、公教育の充実が、子育て先進都市の実現につながるという、西市長の思いも感じられます。
ディスプレイや電子黒板については「高いのでは?」という意見も審議の中でありましたが、私は、今の子どもたちの授業理解度をあげるには、こうしたものの活用が必須だと思います。補講などが必要なくなれば、児童生徒も、先生も楽になります。活用の事例を共有してうまく使えるようにすることが大事ではないかと、質疑の中でも伝えました。


②地元材利用推進の取り組みの現状について
元材利用推進の取り組みの現状について質疑しました。木材利用の基本方針を改定するなど、少しずつ取組みが進んでいます。
私からは、青森ねぶたの骨組みの木を青森県産木材にすることを目指してはどうか、と提案しました。

ねぶたの骨組みにはたくさんの木が使われている

木材の利用量は少なくても、インパクトのある、アピールができる形の地域材の利用で、市民・県民の方、県産材利用いいじゃないか、私の家にも使いたいなと感じます。民間事業者の方は、「県産材を使うと、市民にいい企業イメージを持ってもらえるんだな、効果があるな」と実感してもらう第一歩になるのではないでしょうか。
すると、今後の地域産木材利用へ弾みがつき、最終的には、地域の林業・木材産業のに結びついていくものと考えます。


③ふるさと納税
 寄付実績動向や取り組みの現状を深掘りして質疑しました。初の10億円突破とふるさと納税は大きく伸びていること、寄付申込の内訳を見ると、リンゴと水産加工品が寄付申込の8割を占めていることが明らかになりました。
 更なる寄付額増加に向けて農林水産品の増産が待たれるところですが、担い手の確保も必要ですし、一朝一夕には難しいのも現実ではないでしょうか。そこで、同時に、観光客が旅の最中に青森市にふるさと納税する仕組みを作っては。と提案しました。


青森市のふるさと納税寄付額の推移


④公共施設のあり方

 公共施設の更新や維持に関わるコストについて質疑しました。もちろん公共施設はあったほうがいいんですが、やはりそれはコストとの兼ね合いです。人口が減少していく中で過剰に公共施設を立てれば、その負担は将来世代にのしかかってきます。市民に対してもその公共施設の維持や建て替えなどにはどれぐらいコストがかかるのか、そして本当に新しい公共施設を建設しなければいけないのか、例えば学校のような、他の施設でできないのか、しっかり考えなくてはいけないのではないでしょうか。市としては、とにかく古くなった公共施設は建て替えていくんだ、と機械的に実施するのではなく、本当に必要かどうか、よく検討していただくよう要望しました。


⑤道路整備

今補正予算で提案の道路整備事業は補修予算6500万円の追加です。今日の予算委員会では、その事業実施箇所の選定方法を質疑した上で、学校や幼稚園などの周囲を優先的に修繕することを要望しました。


取り上げた全ての題目は以下のとおりです!
YouTubeで詳しくお伝えしています。

(1)ふるさと納税について

(2)木材利用の促進について

(3)小中学校フッカ物洗口事業について

(4)学校における働き方改革環境整備事業について

(5)福祉館について

(6)道路整備事業について(今回の補正予算に計上されたもの)

(7)市民美術展示館管理運営委託業務について

(8)篠田地区融流雪溝について

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