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高価格商品を扱うこと

お衣装ライターきむら/ドレスと生地屋 {JJ}

お衣装ライターきむらです！


自己紹介noteです！
2021/12 更新しました。
きむらって何者だよ？との方、是非ご覧くださいませ。



突然ですが、私は【高価格】商品を扱っています。

もちろん家、車、ジュエリーなど、〇億、〇千万、なんてものもありますので、それに比べたら全然安いのですが。



社交ダンス衣装は日常着よりは高価格


弊社衣装店舗は本番用の装飾付きドレスと、アクセサリー。練習用の服やインナーウェア、靴など。社交ダンスをする女性に必要な装い全般を扱っております。

装飾付きドレスは、15~40万円、アクセサリーはスワロフスキー仕様で1~2万円。装飾のないワンピースは5~10万円。練習用のトップスは5000円程のフリーサイズ品から2万円程のアトリエ製、スカートも同様にフリーサイズ品1万円程～アトリエ製2,3万円程。



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あんまり高くないじゃん、と思ってくださった方がいらしたら、
ありがとうございます！

ただ私は私服で5~10万円のワンピースは着ておりませんので、
そう考えると高いとは考えております・・・




衣装用生地も高価格


弊社生地店舗のある日暮里繊維街にはたくさんの生地屋さんが集まっていますが、類似商品を扱っている近隣店舗との価格差は歴然としています。

お衣装のボディによく使われる縦横に伸びるライクラ生地は1m3300円～。ストレッチレースは1m6~9000円台。ベルベットやスパンコールなどの装飾付きのストレッチ生地は1m10000円台のものも多く扱っています。



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伝わりづらいかもしれませんが・・・。

例えば1着作るのに1mかかるとしたら、生地代が上記価格になり。そこにデザイン料、型紙料、縫製料等が加わり原価となります。それに利益を乗せて売値を考えると・・・！まあまあな高価格商品になりますね。

ちなみにストレッチ生地を縫うための伸びる糸も、伸びない糸と比べると割高です。



なぜ高いのか



まず衣装用生地を考えますと、

・伸縮性が抜群に良い
・発色が抜群に良い

この二点が挙げられます。

伸縮性が良い、ともちろん着心地が良く、動きにストレスを感じづらい衣装になります。そして微調整の必要が少なくお体にフィットしやすい、縫い手も制作しやすく、比較的幅広い体型の方に着ていただくことができます。

そして弊社取扱生地は英国のドレスアトリエのもの。

”目立つ”ためにオリジナルカラーを開発し、染色しています。
ですので違う生地、資材でも同じ色で揃えたり、グラデーションを作ったり、が可能です。


逆に言いますと、この価値が必要でないのなら、
もっと安価なもので良いと思うのです。



そして社交ダンス衣装が高価格なのは、

・高価格な衣装用生地を使用しているから
・小ロットだから
・ストレッチ生地を縫える工場が限られており技術が必要だから


生地は先に説明した通り、伸縮性があり発色が良いものを選べばおのずと高価格になります。

2つ目と3つ目は関係性があるのですが。
例えば某ファストファッションのカットソーはもちろん伸びますよね。そして安価ですよね。それなのに何故？とお思いの方もいるかもしれません。

衣装とは基本的に小ロットなのです。
「人と被りたくない」と考える衣類なのです。


某ファストファッションのカットソーはそのような考えでは買えませんね。海外に大きな工場を持ち、とんでもない量の生産を行っており、全世界で売られています。

衣装用品のロットはメーカーやアトリエによって様々ではありますが、1枚～10枚ほどしか作らないものもあります。先に価格を示した際にお伝えしたフリーサイズ品はわりとたくさん作られていますが（なのでアトリエ製よりも安価）それでも某ファストファッションとは比べ物にならない少なさです。

装飾付きのドレスに関しては弊社取扱は全て世界に一点しかないものです。そこに価値を付けています。ですので高価格です。


また、ストレッチ生地はノンストレッチと比べて縫いづらいと言われます。一般のお洋服を縫える方でもストレッチ生地は絶対に嫌だ！とおっしゃる方もいます。

上に述べた大きな工場ももちろんありますが。とんでもない量しか縫ってくれないところがほとんどです。

つまり衣装用のストレッチ生地を用いた衣類は、大きな工場では作ることができない。

大きな工場で大量に作った方が1着にかかるコストは下げられますが、それができないのです。

縫える技術を持った個人の方や小さな工場にあたるしかない。ですがそうなると1着にかかるコストはもちろん高い。


縫製料もそうですが、もちろんデザイン料も。
ひとつを何万枚も作るとデザイン料はそのひとつ分だけ。
ひとつを10枚しか作らないのであれば、次の10枚にはまたデザイン料が、その次の10枚にもまた・・・。

など、小ロットであればあるほど、他にも料金が発生するところが出てきます。



その価値を伝えなければならない


社交ダンス衣装と衣装用生地資材がなぜ高いのか、お分かりいただけたでしょうか？

その価値をお伝えし。ご納得していただきたい。喜んでいただきたいと日々考えています。

逆に、価値があるから高いのだとの認識を持っていただきたいとも思っています。



そして今日ツイートしたこの内容☟


そう、よくあるんです。

「まあサイズが合うし何より安いからこっち（安い方）にしようか。でもこっち（高い方）は考えていたより高いんだけど本当に気に入っているのよね～！」


安い方、を悪いとは言いません。
それが気に入っているのなら良いと思っています。

価格関係なく、高い方より安い方を気に入っているなら、安い方で良いと思いますし。

ツイート内容と同じことをお伝えしています。

「例え5000円、10000円でも一回も着なければそのお金を無駄にすること。今ときめいていないなら、おそらくわざわざ着ようってはならず、押し入れに閉まったままになっちゃいますよ～。それなら気に入った方にして、何回でも大事に着る方が良いんじゃないですか？」



そして生地資材に関しても。

先にお伝えした、伸縮性や発色、生地感などにこだわらないのであればもちろんもっと安価なものもたくさんあります。

他よりも高い、ことは理解しておりますが、そこに価値があることを分かって頂いて使用してもらえれば、と思うのです。



実は弊社は生地店舗の生地を使用して、ドレス店舗で取り扱うウェアを制作もしているのですが。

先日ベルベットのワンピースを作りまして。
そうしましたら既存のベルベット商品と比べた時の高級感の差にスタッフ一同、とっても驚いたのです！！


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ちなみにこちら☝
現在SOLD OUTとなっておりますが制作可能です！
https://dancedress-jj.com/products/detail.php?product_id=6102


ベルベットの毛が他社製品よりも長いので、見た目も、手触りもしっとり。独特の光沢感がありとても美しいのです！！

ベルベット自体を見てももちろん綺麗なのですが、製品になって改めてその綺麗さに感動！！

そして伸縮性も抜群なので、是非店頭にお越しいただける機会がありましあら、触って引っ張ってみて、くださいませ。



〆


上のツイートをしたときに、あ！この内容まとめよう、と思い勢いで綴りました。

ラグジュアリーブランドでもありませんし、私のようなラフなスタッフもおりますし。肩肘を張るような高級店ではありませんが。

それでも「高価格商品を扱っているのだ」との認識を持って仕事をしないといけないなと考えています。

知識の豊富さ、提案力の高さ、そして一販売員としての美しさなど。
高価格商品を扱うに相応しくあるため、私たちも尽力せねばいけませんね。



※社名「アウトレットドレスJJ」とは


私が働いている株式会社アウトレットドレスJJの社名の意味は、中古ドレスを扱ってる、との意味ではなく。

「ヨーロッパ製一点物ドレスを手の届く価格で提供する」との意味です。

つまり、高級品を出来る限り安価で、となるので、今回の内容と少し食い違うと言いますか。矛盾しているのですが。


まあ社交ダンスの世界の話ではなく、一般的に考えて、との緩い見方をしていただけますと幸いです。私、ダンサーじゃないので笑



いつもお読みくださりありがとうございます！
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お衣装ライターきむら


社交ダンスドレスJJ
https://dancedress-jj.com/

衣装用生地資材JJ DRESS FABRICS
https://jj-dress-fabrics.jp/




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