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漬物はナトリウム(Na)とカリウム(K)のバランスが決め手。(最終回)

漬物は塩分を多く含むと思われている方もいらっしゃいますが、
業界としても低塩化に努めていて、ある企業の刻み醤油漬けは
1962年には塩度10.5%あったものが
2010年頃には3.8%まで低塩化しているということでした。

私のところでも現在製造している商品は
ほとんどが5%以下となっています。

宮尾先生のお話を聴いて、
ナトリウムもカリウムも、またそれ以外の栄養素も
バランスよく摂取することが大事だと改めて感じ、
そして、このことをしっかりと間違いのないように
お伝えしていかなければと思いました。


現在、食品には栄養成分表示が義務付けされていますので
含まれる塩分相当量は購入する前に確認することができます。

ただし、その際には、
「100gあたり」なのか、「一食〇〇gあたり」なのか

も確認をお願いします。

私のところでもそうですが、漬物の栄養成分表示は
100gあたりの表示が多いです。

漬物は一食あたり30g程度が基本とされているようなので、
100gあたりの塩分相当量が3gの場合、
一食あたりでは、0.9gという計算になりますので
ご参考に。

最後に宮尾先生の書かれた資料がありましたので
リンクを貼っておきます。

「つけもの ーその魅力と健康力ー 」
 東京家政大学大学院 2023.08.31

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/attach/pdf/2ibent-16.pdf


宮尾先生、素晴らしい講演をありがとうございました。
また、この機会を作っていただいた関係者のみなさま、
ありがとうございました。

では、また明日。

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