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突然給食の提供が止まったというニュース。

給食事業者のみならず、多くの中小の事業所が抱えている
問題だと思います。

私のところも、
長引く物価高、資源高に加え、採用難などで
経営環境はたいへん厳しくなってきています。

ただ、幸いなことに入札という取引形態ではないため、
昨年から少しずつ価格改正を行わせていただいたり、
近年は高校の新卒者が入社してくれたりして、
なんとかみんなで頑張っています!


それでも、老朽化した設備の更新など
次から次へとやるべきこと(=出費)が
山積みです。


さらに、毎年異常気象といわれるくらいで
原料となる大根の確保が難しくなってきています。


私のところでは、だいこんの仕入れが
11月中旬から2月中旬までのみで、
途中で仕入れることはできないのです。

一年中、大根はスーパーさんとかで販売はされていますが、
品種も違えば、味も違うため、同じようには使えません。


生産者さんが一生懸命作っていただいた量の範囲内でしか、
その年の製造はできません。


なので、今年、入荷した原料が
どのサイズでどれだけあるかを把握した上で
生産と販売を行っていく必要があります。


需要と供給の両方がバランスよく存在することで
継続的な商品の提供が可能になります。


今回の給食の提供元企業もたいへんご苦労をされたと思いますが、
給食が止まるということ自体が利用者にとっても不利益と
なっていると思います。


宮崎県でも以前、給食用のパンの供給が止まったということも
ありました。



そろそろこの入札という昔からの制度の見直しを
検討すべきではないのでしょうか?




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