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ブランド人の思考回路を身に付ける方法

はじめまして。木村と申します。

今回は田端大学入学特典として頂いた「漫画版!ブランド人になれ!」を読破し、「うおお、これは面白い」と胸騒ぎが始まり、気持ちの高揚が止まらなくなったので、速攻で記事を書き進めています。

「ブランド人になれ」のビジネス書の方も読ませていただきましたが、僕個人としては漫画の方がオススメだし、好きです!

4月から新卒サラリーマンになる僕が、どのように社会人生活を送り、自分というブランドを創り上げていくべきかのバイブルとなるべき漫画であることは間違いないですし、迷ったらこれを読む!と心に誓いました。

それでは、僕の心を確実に射止めてきたこの漫画の魅力について今から説明していきます。

<目次>

① 漫画の大きなストーリー性について② ブランド人になるためにはこの思考を身に付けよ

③ この学びを現実で活かしていくためには?

④ 感想


① 漫画の大きなストーリー性について

まずはこの漫画の大きなストーリー性をお伝えします。

映画の予告編のような位置付けですね。

主人公は2人います。下町の靴屋で「憂鬱」という2文字を顔面に貼り付けて仕事をしている金髪美人の「空野有紀」(ちなみに僕は、彼女の顔がめちゃくちゃタイプですw)と誰もが認める紛れもないブランド人「田端信太郎」です。

この2人がある拍子に、

「ドンッ!!!」

と、体をぶつけてしまいます。

すると・・・

「あれ、待って!僕達・私達入れ替わってる!!!」

というどこかで聞いたことがある不思議な現象をきっかけに、空野有紀として生きる田端信太郎が持ち前のブランド力を生かして、下町の靴屋を再建させていくプロセスを描いた作品となっております。

その田端さんの姿を見て、下町の靴屋の周りの社員達がどんどん熱狂していき、巻き込まれていく。

そして、ブロンドヘアの空野さんも彼の姿にどんどん魅了されていき、自分の心境に変化が生じてくる。

空野有紀は、彼の姿を見て自分に染み付いた奴隷の慣習を捨てる事が出来るのか?そしてイケメンとの恋の行方は?

こんな感じで、主人公の心境と行動の変化と、実際に常識というルールに縛られた人たちに田端さんがどのように向き合っていくのかが鮮明に描枯れている、大変面白い作品になっております。

② ブランド人になるためにはこの思考を身に付けよ

ブランド人になるための心構えとして、やるべきことはたくさんあります。

でもそれは、田端さんの著書の中で繰り広げられている。

全てを知りたい人はどちらも読んでみればよい。

ブランド人としての心構えを大いに学ぶことが出来るはずだ!

僕は漫画版もビジネス書も読破させていただきました。

そのうえで、漫画を読むことで僕なりに思考を深めて脳内のブランド情報を整理していくと、「ブランド人になる為に特に大事な1つの要素はこれだ!」というのを、ついに発見してしまった。

なので、今回はそれをご紹介させていただきたい。

僕なりに導き出した答えはこれである!


ブランド人への道は、大衆の目には見えていない1つ先の”思考”を手に入れよ!


ということだ!

これは著書には書かれていない。

僕が著書を読んで感じた視点である。

だが、田端さんの発言1つ1つに目を向けていった積み重ねが、田端さんの頭にしかない1つの抽象的な法則を導き出すことが出来た。

マンガの中で空野と化した田端信太郎は、メーカーから試作品を送り返されてきたことに対して上司から説教を受ける。

そこで彼女(彼?笑)は上司に「喝!」を入れます。

「わずかな我慢料だけのM労働は止めてドSにならないと。Sとはサービス精神のS・スペシャリストのSです。メーカーを見るんじゃなくてお客様の笑顔が見える仕事をしましょうよ!」

僕個人としても非常に気持ちがスカッとしました。ですが、このセリフはスカッとするだけでなく、非常に大きな学びの要素が詰まっています。

多くの人は、目の前に起きている目に見える事象の課題に対して、自分の積み重ねてきた知識や経験を基に、解決を試みます。

しかし、それではブランド人になることは出来ないのではないか?

と、僕は仮説を立てています。

ブランドを手に入れるために必要なのは、上記のような誰でも出来る解決策を導き出すのではなく、「見えないものをつなげる考え方」の習得の鍛錬を怠らずに行い、その思考法の定着のために脳にひたすらに汗をかき続けることが、ブランド人への階段を一段ずつ登っていくための強力な武器となる、と考えます。

ここでは、見えないものをつなげるとは、「見えやすいものと見えにくいものとの関係性を見出す」と定義しています。

今回の漫画の例であれば、「メーカーとの取引」なんてものはその”先”にある「お客様に商品を届ける、もっと言うとお客様がその商品を購入することで喜びを感じ、人の心を動かすこと」という最終目的のための手段に過ぎず、この2つの関係性は目には見えないが、鎖の様に繋がっているんだ、ということを真の意味で理解できているかどうか。

要するに、田端さんの脳内では

・目に見えている発生事象(具体)
メーカーとの取引でうだうだ言っている上司がいる

・大衆の目には見えない1つ先の思考(抽象)
いやいや、ちょっと待て!
大事なことはメーカーではなくその先にいるお客さんの笑顔でしょ!

・関係性を見つけた上でどうするか(転用)
わずかな「我慢料」だけをもらうM労働は止めて、ドSになりましょうよ!
と、相手に向かって発言する

という目に見えている発生事象からその先にある目に見えない概念に思いを及ぼし、そのつながりが間違いない、という強いロジックがあるからこその発言であることを理解しなくてはなりません。

図で表すとこんな感じになります!

上の図で示している黄色い線の上の思考が出来るかどうか?

もっと言うと、目の前に起こっている事象から考えられる1つ上の概念とのつながりを確認したうえで発言しているのかどうか。

これを僕は「ブランド思考」と名付けています!

何の根拠もなしにただ相手をディスっても、自分の中で強固なロジックやつながりが見えていなければ、わずかな批判で簡単に心が折れてしまいますので、ブランド人にはなれません。

ブランド思考ではない例はこちらです。

つまり「抽象世界」が見えているかどうか、がブランド人になるためのカギになるのではないか、と僕は思うわけです。

田端さんは見えないものから(図で言うと赤く塗りつぶされたところから)考える思考回路を起動させることが出来ている。だから「汗水自体に価値はない!」(これもその先の喜ばせることが大事だと気付いているから)なんていう炎上を浴びそうな極論ですら、堂々と語ることが出来るわけです!

他にも彼は「スティーブ・ジョブズのプレゼンの真似などするな」などの独自のプレゼン論を展開しています!

なぜこんなことを言えるのかというと、これも「プレゼンとは相手があってこそ成り立つもの」であるという視点を持つことが出来ているから。

自分の視点からだけでなく、「相手の視点」から物事を考える癖が完全に付いてしまっているから、本質論をあれだけ展開出来るのでしょう。

目の前に起こった事象をそのまま解決しようとするのではなく、「なぜ?」というワンクッションを挟むことで、1つ上の概念の思考力を手に入れる訓練を日々積み重ねていく。そして、それを現実世界に転用させていく。

この繋がりが見えているから、皆があまり言わないような炎上発言が生まれる。周りの人には分からない。でも本人には見えている。そして本人はそれが間違いない、と強く信じ抜けている。そのプロセスを経て、相手を喜ばせた結果がブランド人であり、ブランド人とは目指すものではなく、相手に価値を与え続けた結果、自然となっているものなのではないでしょうか。

田端さんの発言の1つ1つをただ受け止めるのではなく、「田端さんのこの発言はどんな未来とのつながりを確認したうえでの発言なのか?」と、考えながら本を読んでいくとめちゃくちゃ学べるのでオススメしますし、彼の発言の全てはそれが見えているからこそ生まれているのである、という発見が出来ますので!笑

③ この学びを現実世界で具体的に活かしていく方法

色々と難しい思考法の話が出てきましたが、ここからは実践的にどう考えれば良いのか?について僕なりに考えたのでお伝えしていきます。

僕も来年から新卒1年目として社会に旅立つわけですが、「言われたことをただやるだけの人間」にはなりたくないですし、指示待ち人間では田端さんが耳にタコが出来るほど言っているブランド人には絶対になれません。

だからブランド人になる為には、人と違った思考法という武器を兼ね備えたうえで、「何でもやってみる行動力」や「正直に生きる姿勢」で人と関わっていく事が大切であるとこの本を通じて感じました。

だからこそ実践的な方法を考えました!

それは「上位目的を考える」という手法です!

たとえば、こんな状況があったとしましょう!

上司「この机、外に出しておいてくれよ」
部下「わかりました」

「言われたことをそのままやる人」は机を外に出して終了です!

しかし、ここでその指示の上位目的を確認してみたら「明日の来客に備えるため」だったことが分かったとします。

そうすると他にもやるべき事があることに気が付いたりできますよね?

すると、こちら側から能動的な提案も出来るようになります!

・もしかしたら机は外に出さないほうが良いのかも?
・机の掃除もしたほうが良いかな?

などの思考が出来るようになります!

この手法と田端さんの思考法の共通点は

「先が見えている状態で考えることが出来ていること」です!

真の達成すべき目的から逆算したうえで行動を重ねていけば、次々と新しい提案が飛び交い、仕事に意味を持つことが出来るのだ、と僕は思います。

どんな物事に対しても上位目的を考えていく癖をつければ、本質が見えるようになります。その結果、分かっているけど上手く言語化できないような概念を堂々と論じることが出来るようになり、芯がしっかりした人間として、他人から信頼を手に入れることが出来るのではないでしょうか。

これを意識すると、上司や親の意見を鵜呑みになんてしなくなります!

このような「考え方」といったものを学ぶことを僕は非常に大切であると思っていて、その基礎となる部分は僕が大好きな本である「考える練習帳」という著書を読めば大部分を理解することが出来ます。

考え方が変われば世界が変わっていくので是非。

④ 感想

ビジネス書の「ブランド人になれ」では田端さんの「1人称」のみの視点で語られている。

そこには登場人物もいないし、リアルな会話のシーンは無い。

あくまで僕たちが、その本から想像したイメージを膨らませているだけであった。

しかし、ブランド人になるためにはパンツを脱ぐ必要がある。自分というブランドを立ち上げるために、自分に正直に、常に丸裸でいるのであれば、必ず人とぶつかり合うときが来る。

そこを打開できるかどうかが「ブランド人」への突破口であり、人生を変えるターニングポイントになると思う。

たかが漫画、されど漫画。

しかしフィクションであっても、田端さんとの出会いによって、漫画の最初のページと最後のページで良い意味で人が変わったかのような変貌を遂げる空野有紀の姿には非常に心を撃たれた。

若かりし頃、本気で超サイヤ人に変身できると思っていた少年時代の気持ちを思い出し、この著書を機に自分を、そして現実を変えていきたい。

そんな思いを抱かせてくれる素晴らしい漫画であった。

ブランド思考さえ身に付けてしまえば、もう怖くはない!

後は彼が言うように、何でもやってみるだけだ!


「最後に」
この漫画を正しくディスり、僕ならこんな風に良くできます、という発言をすることはなかなか難しいと思いましたね(笑)


現在は「腹筋をバキバキ」にすることを目指しているので、サポートして頂いた資金は「サラダチキン」の購入費に充てようと思っております!