僕は通学の時に必ず歩道橋を渡る 歩道橋の下には大きな車線があり、ものすごい勢いで車が走っている 「今日、カラオケ行く？」 「またぁ？しょうがないなぁ…」 女子高校生の声が聞こえた 何気ない会話だが 僕にとっては鬱陶しい 世界が憎い、つまらない また、いつもと変わらない1日が終わる 最近姉を亡くした この高架下で2年前車に轢かれたのだ 別に好きではなく、日頃からかってくるので鬱陶しいって思っていた。 僕のプリンを奪ったり… 余計なお世話だと けれども実際
ここは都心とは遠く離れた場所だ 辺りには木や草が生い茂っている 野生のイノシシなどが出そうな森だった なぜだか私は友達のK君と隠れている しゃがんでいる膝を思いっきり伸ばしてみる 少し痛い その先には二階建ての綺麗な家が建っていた 目的は分からない なぜここにいるかも分からない 友達、知り合い、顔見知り たくさんいる中でなぜK君がいるのかも分からない 家の塀を登ると大きなプールがあった 50m...100m...いやそれよりも長い 奥の角が私には見えなかった
