なにしてんだ木村

夏だ。｢暑い｣って表現なかったらなんて表わすんかな、この感情。

｢ぐだい｣だろう。

さぁ、僕はこの夏｢フィットネスジムのバイトを始めてちょっと筋肉質になったろ｣と志高く夏休みを迎えるつもりでいた。

届いたのは不採用通知。

はへ。ふはぁ。早くもくじかれる、こんないい子の夏休み計画。
計画なんていう賜れたものじゃないか。野望。
なんで落ちたんだろうか。

その前に、僕がなぜ｢筋トレしちゃおうかな｣などとものすごく意識高い系な野望を抱いたのか。その経緯について、少し話そうか。

僕は大学生らしく、バスケットボールサークルに所属してる。女の子とイチャイチャして、お酒を浴びるように飲み、深夜にカラオケで叫びまくる。うん、そんなサークルとは近くとも遠い。バスケに関してはガチなのである。

いわゆるガチバスケサークルに所属している。
勝ちたいのだ。

バスケをしている人、していた人ならわかると思うが
｢ディフェンスとリバウンドから！！
ここ守るよ！｣
と、掛け声が飛び交うのだ。サークルである。

男女比も初めは１：０だ。最近女の子が増えてきたが、ほとんど男である。ほんとに。

つまりはバスケットボールという競技で勝つために筋トレしちゃおうかという考えに至ったのである。

浅はかであった。全てにおいて。

筋トレ→勝利。ではない。
筋トレしたい→ジム受かる。絶対ない。

世の中甘くないのだ。でもこれでいい。

何事も中途半端ではダメだと、世の中が僕に教えてくれたのだ。ありがたい。

中途半端は良くないよ。ほんとに。いつも思う、勉強も恋愛もスポーツも。

さて、バレーボールサークルでも探し出そうかなぁ。

次回｢結局、木村は今夏なにをする｣
でお会いしましょう。