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ポーカーのオートシャッフラーについて

はじめに

こんにちわ。
きむてつです。都内でポーカーテーブルの販売や、PokerGFX(RFIDテーブル)の運営対応販売等、ポーカーに纏わる様々なソリューションを扱っています。

今回は、海外のカジノでよく見かける"オートシャッフラー"について焦点を当てた内容です。

日本のアミューズメントカジノでもコロナ前と比較して、リングゲームをメインで運営している店舗様が増えてきました。
ディーラーにダブルデックのシャッフル(2つのデックでシャッフルを行い、ゲームスピードを上げること)を条件として、採用を行っているオーナー様も増えていると思います。

ディーラーの育成において、ダブルデックのシャッフル技術を学ばせることは、優先度として後ろのほうになる(と私は思っています)ので、どうしても時間がかかってしまします。

そこで登場するのが"オートシャッフラー"です。
ディーラーの技量関係なく、機械にデックを入れることで22~40秒程度でデックをシャッフルしてくれます。

具体的な商品の名前も含めて、調査を行ったので、今回はご紹介します。
*販売元のオフィシャルサイトも記載しておりますので、仕様面に関しては最終オフィシャルサイトの内容を正と致します。


オートシャッフラーの種類

Shuffle Tech社 ”ST1000”

一つ目は、米国Shuffle Tech社の"ST1000"です。


ST1000

価格:$749ドル(2024/08/15時点)
*テーブルに埋め込む際は、別売りのFlush Mount Kitが必須。
購入してから5~6週間ほどで届きます。
本体、送料、関税費、Flush Mount Kit込みで大体22~23万程度

ST1000の特徴はなんといっても価格の安さと手ごろ感でしょう。
シャッフルは3回or7回と変更が可能です。

スペック:
・サイズ 12 × 10 × 10 インチ (30.45cm*25.4cm*25.4)
・1デックのみのシャッフル
シャッフル時間は40秒程度
・推奨デック copagのポーカーサイズ推奨
*ブリッジサイズ、RFIDデックは非推奨とのこと。

▼実際に利用している動画

お客さんからの要望で一度購入したことがありますが、シャッフル時の音がかなり大きく、ややチープな感じは否めません。しかし、後述するシャッフルマシーンと比較すると価格が非常に安価ですので、導入としては非常におススメなシャッフルマシーンとなります。

Income社  ”Shuffle King2”

チェコのIncome社が提供するのがこのShuffle King2です。

Shuffle King2

▼スペック
・上部パネル 293 x 170 mm
・シャッフル機(トップパネルを含む)280 x 146 x 288 mm
・テーブルの穴のサイズ 284 x 151 mm
・重量 9.5 kg
・電源 24V/2A(アダプター付属)
・シャッフル時間 約35秒

見た目はコンパクトなデスクトップPCといったところでしょうか。
同時に2つのデックのシャッフルが可能で、ポーカーサイズ・ブリッジサイズ両方に対応しています。

▼実際の利用シーン

特筆すべき機能は”枚数を自動的にカウントしてくれる”機能ですね。
もしカードが1枚でも欠けていた場合、シャッフラーについている液晶で通知を行ってくれるとのこと。

価格は現在オフィシャルサイトに記載はありませんが、以前調査を行った際は8900ユーロ(約150万)+送料+関税という事で、かなり高価なシャッフルマシーンでした。

カジノユース商品なので、ST1000と比較すると、非常に割高です。

SHFL Entertainment社  "Shufflemaster Deckmate2 "

最後に紹介するのは、WSOPの公認シャッフルマシーンでもあるDeckMate2です。

Deck Mate2

詳細なスペックが公式サイトに記載されていませんが、下記機能・用途が搭載されています。

・Poker及びBlackJackで利用可
・カードの枚数のカウント機能
・過不足したカードのアラート(何のカードが不足してるかが表示される)
・シャッフル時間 22秒
・ソートモードの搭載(カードを並べ替える事ができる)
・クロック用のタイマー搭載

▼実際の利用シーン

価格はで12000ドル+送料+TAXという価格で、Shuffle Kingと同様に価格がかなり高額となっています

高価かつ多機能ですが、DeckMate2にはチートが出来てしまうシャッフラーといわれております。
本体にカードの認識機能があり、DeckMate2そのものにUSBポートが露出しているため、プレイヤーが何らかの形でこのUSBポートからDeckmate2をハッキングし、”誰に何のカードを配ったか”を判定することがセキュリティ上できてしまうという事がレポートとしてあがっております。

以前、余語葦織氏もこちらに関して、ポストをされておりました。

比較表

最後に

数年前に纏めていた内容ですが、リングゲームが少しずつ盛んになっている中で、少しでもプレイヤーの皆様や、店舗さまに有益な情報となって届くと幸いです!!

輸入代行を担当することもできますので、ご興味があるオーナー様は是非こちらからご連絡いただけると幸いです!
その他、RFIDテーブルの導入や、テーブル・チップ・グッズ類の制作対応も行っております。

是非ご連絡いただけると幸いです!!

ご一読いただきありがとうございました。

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