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うちの猫、チビって言うんですけどね

 そのクセに30cmくらいあって、普通に大きいんですよ。デカいチビさんが膝の上に乗るたびに「全ッ然ッ小さくないやん重い」と思ってた。4年前に、苦しそうに老衰で死んだんですけどね。

 うちのチビさんは多分、享年15歳くらい。私が小学校4年生くらいの頃、家の隣の空き家で拾った。当時、隣の空き家の中に猫家族が住み着いているのは知っていたけど、ある時から子猫の鳴き声がひっきりなしに聞こえてて、その声につられて私が拾いに行った。その猫家族に見捨てられて、家具の隙間に一匹で鳴いてたのが、チビさんでした。
 私が猫の鳴き真似で「ニャー」と言うと、ちびも釣られて「ニャー」と言ってて、それが当時は猫と会話できてる気分になって凄く嬉しかったですね...その頃から猫の鳴き真似は得意です。あと得意な鳴き声は羊と山羊と馬とミッキーマウス。まだ他にもあります。にゃんちゅうとか。

 書き始めたものの、何書いて良いのか分からなくなってきたので、家族しか知らないうちのチビさんの可愛い写真自慢します。誰得って、うちのチビさんの自慢をしたい俺得ですかね。

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 2009年7月。一番古いチビさん。全然ピント合って無いけど、全然最高に可愛い。あと実家感が凄い。弟の荷物が散乱してる。1番古いチビさんを収めているのはポケットカメラの中にいると思う。ちなみに死んだ爺ちゃんも収められてると思う。まだ実家にあるんだろうけど多分、データが消えてるから確認したくない。消えてることを認めたくないので。

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            ↑これの紫を持ってる。

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 2011年1月。ファッションセンスが壊死した私の膝の上で寝るチビさん。この頃から膝の上に乗ってくれるようになった。膝の上で感じる猫の暖かさはマジで最高。ただ、足がいくら痺れても猫を起こさない為に動けないという諸刃の剣。素人にはオススメ出来ない。
ちなみにこの時のパーカーはライトオンか何かで買って、大学2回生くらいまで大学に着て行ってた。\(^o^)/オワタ

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 2012年10月。弟に抱きかかえられる凛々しい顔のチビさん。弟のパンツのセンスが爆発してる。確か親父が懸賞で当てたパンツだったと思う。懸賞のセンス。

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 2014年。私の膝の上で寝るチビさん。全然ちびちゃう。完全にデカ。頭が「ポテンッ」って感じで寝落ちしてるのが良い。寒さ対策に膝にブランケット置いて座ってテレビ見てたら「あ~私の為にゴメンな~」みたいな感じでイソイソとチビさんがブランケットの上に来るから好き。全然チビさんの為ちゃうけど良い。

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 大体冬場はこんな感じでリビングのイスで寝てる。爆睡してるから起こせない。結果、人間が気を遣うハメになるけどそんなうちの両親と弟が素敵だなと思った。

 あとこんなのもみて欲しい。

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 私がゲームしてたら邪魔してくるんですよね。はぁもう可愛い純粋に邪魔。

 チビさんが死んだのは2016年7月30日23時頃。その日、独り身だった私と男友達と2人で「おっしゃ~~土曜日やし頑張ってナンパするで~~!!」と梅田のOWL(クラブ)に駆け込んだらその男友達の彼女がそのクラブに居て友達が彼女に殴られ、呆然とする友達の横で私が「俺が行こうって誘ってんゴメン~~~~」とフロアで土下座し、二人をロッカールームに残してイソイソと23時半頃に家に帰ったら、チビさんは死んでた。ギリギリ死に際に会えた。耐えた。ギリ耐えた。男友達ありがとう。ちなみにその男友達は彼女と別れました。土下座損。
 ちなみにその日は全然泣けず、次の日に吐くほど泣いた。

 もう私は2度と猫は飼えないと思う。私の中で「猫=チビさん」というのがあって、これを上塗りしたくないなという気持ちがあんだよな。

 あーチビさんは元気してるのかなぁ。またイソイソと膝に乗って欲しい。グルグルと鳴いた顔を近づけて欲しい。爪を出さない優しい猫パンチをして欲しい。呼んだら近づいてきて欲しい。寝転んでいたら横に来てくれて寝転んで欲しい。一緒にダラダラと昼寝をして欲しい。全然分かってるんだけど、ふと思い出した時にもう何も出来ない事が悲しくて悲しくて。
 本当に気持ち悪いけど、チビさんの死後、猫カフェとかに行ったりして、何か違うなぁと思ってたんだけど、俺は猫と触れ合いたいんじゃなくてチビさんと会いたいんだなぁと気付いてから、そういう類には行かなくなった。

 なんか後半熱こもって気持ち悪いんだけど、とにかく猫はイイゾ。
うちは親父、母親、俺、弟、チビの5人家族なんすよ。だから何だってハナシなんだけど。

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#我が家のペット自慢


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