ひたすら読んでひたすら書きたい気分
あきさんから連絡がこない。
寂しいが仕方ない。
人生はままならない。
桜井さん、あーさん、かとさんと飲みに行く。
髪切った?と聞かれる。
前髪を短めにしたのがわりと好評。
今日はいつもより、はしゃいでしまった。
学生の頃のように、自然発生的なコントが始まる。
メゾン猫町の話題も盛り上がる。
とにかく行動し、体験した話をするのが一番よい。
帰りに、桜井さんと残り、タイ行きについて遠隔のさーさんと相談する。
渋谷の駅前の花壇の縁みたいなところに腰を下ろす。高校時代からの友達と一緒にいるのは不思議な感じもする。
会社もある程度長くなってきたけど、長く積み重ねたからこそ生まれる関係性だったり、想い出はかけがえない大切なものだと思う。
長い積み重ねといえば、ドキュメンタリー映画「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」の続きを見る。
瀬戸内寂聴さんと中村裕さんの関係性が興味深い。
もはや取材者、被取材者の関係を超えて、親子のような愛を感じる。
インタビューアーには見せない表情がある。そこが見られたのが素晴らしい。
一方で、完全にカメラを忘れた関係かといえば、そんなことはなく、99歳になってもクレバーな寂聴さんはむしろ裕さんを心配し、いつ商業映画にするのよと問いかける。
臨終の瞬間を映画にすることを躊躇う裕さんに対して、なんでもいいから売れるようにしなさいという寂聴さんは長年厳しい出版業界においてペン一本で生き抜いてきたもの特有の合理性と愛が感じられて心に残る。
今日は、阿久悠さんの日記のススメを一気読み。大いに感化されてこうして日記を書いている。
日記のススメにあった山田風太郎の戦中派不戦日記を読み始める。
風太郎さんは戦争中でも銭湯に行ったりして、死にかけたおじいちゃんに水かけて蘇生させ、蘇ったおじいちゃんの一言で銭湯内が笑いが起きた的なことが書いてある。
戦争中にもそりゃ笑うこともあるか。人間の強さを感じる。
小説は綿矢りささんのオーラの発表会を読み始める。
かなりぶっ飛んだ空気読めない箱入り娘が主人公。
筋書きによると、個性豊かだけど、どうしたわけか周りの男子にアプローチされるということになる。
自分のモテなさに悩む中で、最後まで読み切れるか心配だ。
とにかく今はたくさん読んで、書きたい。いつ死ぬかわからないから、一冊でも自分がここにいたんだよと証になるような本を書きたいという気持ちが強まっている。
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