見出し画像

私はこの本を読んでマーケティングが好きになりました

今回は仕事にも直結ししている「マーケティング」について、以下3冊を読みました。

一冊目は、入社当時の部長からオススメしてもらったもので、初めて手にとったマーケティングの本。マーケティング会社と分かって入社したものの、大学で食文化を学んできた私はこの本を読んでも全くパッとしなかったことをよく覚えています……。いま読み返すと、行間広いし文字大きいし、すんごく読みやすい本。

一方、二冊目の「マーケティング戦略」は会社のマーケティング検定を受ける際に手にとった本で『えっ、マーケティングって実はめっちゃ面白いんじゃ……。』と(ようやく)理解した本。

三冊目のグロービスは今回はじめて読みました。

マーケティングは「売れる仕組みと“組織”をつくる」

社内でもマーケティングについて「売れる仕組みをつくる」こととよく言いますが、グロービスの本ではこう書かれていました。

マーケティングの役割は、市場の変化を敏感に捉え、顧客ニーズや顧客満足を中心に置いた「買ってもらえる仕組み」を組織内に構築することである。マーケティング戦略は、①環境分析、②マーケティング課題の設定、③セグメンテーション(市場の細分化)とターゲティング(標的市場の選定)、④ポジショニングの決定、⑤マーケティングミックスの検討、⑥実行計画への落とし込み、という一連のプロセスで策定される。

また、以下の表も。

【マーケティングとは】
・端的に言えば:買ってもらえる仕組みづくり
・目的:強引な販売や規制に頼らずとも、効果的かつ持続的にキャッシュを生み出せる状態を作り出す
・出発的:顧客(=企業にキャッシュをもたらす相手)
・重視するポイント:顧客ニーズ、KBF(購買決定要因)、顧客満足
・望まれる心構えやスキル:分析力、想像力、顧客志向、全体的整合性へのこだわり、「全社員がマーケティングに貢献できる」という姿勢
・マーケティングを理解しないがための典型的な誤謬:「良いものさえ作れば売れるはずだ」「売れないのは営業の頑張りが足りないからだ」「知名度がないから売れないだけだ」など

※「誤謬」っていう漢字はじめてみました。「ごびゅう」です。

幅広い分野だからこそ、俯瞰して見て整合性をとれる力や深堀りできる分析力は重要。なかでも「全社員がマーケティングに貢献できる」は、マーケティングはただ仕組みをつくるだけでなく “組織” をもつくるものだという理解をしました(ファンマーケティングや熱狂~も経営まで関わることをよく言うのはこれと近い)。きっとどこかの部署だけでも、誰かひとりでもダメで、いわゆる全社員が意識すべきチーム戦。

たまに、事業部と管理部の垣根について吐露する人と会いますが(事業部はこっちの大変さを分かってくれない!、管理部は現場の気持ちなんて分からないよな~)自社(ブランド)のマーケティングをしたいなら、そこから逃げてはいけない。お互いの立場を理解して相手を思いやる気持ちと配慮。マーケティングされる人もする人も「人」なので、寄り添い合う組織と経営が必要……。

と、結局何がいいたいのか分からなくなったけれど
この3冊は、マーケティングに関わる仕事ができていることが嬉しくなる本たちなのでした。私たちは自らチーム戦をし、チーム戦をサポートするチームです(混乱)。