6月1日 社長の動画について

冷やし中華が始まっても私は温かいラーメンを食べる
キモラです。
今日は過去の経験や身の上話がほとんどになるので、私自身に興味・関心でもない限り、超退屈な記事になると思います。

「予告されし6月」のスタートが、まさかの社長による告発動画だったなんて

本当にショックを受けています。
私が本格的にレペゼン地球のファンになったのは、アリーナツアーのチケット発売カウントダウンなんかをしてた頃ですが、その頃既に、利権を巡る戦いの真っ最中だったんですね。

考察してたのに、今日の今日までトラックメイカーの皆様が、担当楽曲で見えない抵抗をしていたことに、どうして気づけなかったんだろうか。

そして、ジェニファーが今、囚われの身になっていることにも気づけず、過去動画の復活に歓喜して、本当に考察隊失格だと思います。
(CFの考察やめるとは言ってない)

特に楽曲動画を作ってる人はわかると思うのですが、YoutubeでCFの曲を使うと「Any Mind Music(Candy Foxxの代理)」という管理会社から著作権侵害の申し立てが来ることがあります。(楽曲権利者のもとに広告収入が入りますよ、というお知らせで、動画下げないと訴えますよとかそういう物騒なアレじゃないです。)
「あれ?社長って楽曲権利を自分で管理するために自主制作のスタイルとったんでなかったっけ?」とは一瞬思ったのですが、「さすがに海外進出するのに英語とか中国語がバリバリできる人にお願いすることにしたんかなあ」ぐらいにしか思ってませんでした。
しかし、「レペゼン地球の権利ですら奪われてしまう事態が起こり、個人に任せることをやめた」という実態が見えてきました。

レペゼンを見て自分は幸せになっていたけど、メンバーたちは幸せだったのでしょうか。

動画内でも怒りをあらわにしていた銀太さんですが、「銀太の9月」で発表された動画(いずれも名作)を、どんな気持ちで作っていたんでしょうか。

私は、Hという人であるかどうかも疑わしいレベルの神経をもったおじさんが、「レペゼン地球」をレペゼン地球から奪ったことが、何より許せません。

でも私は、メンバーがLLやインスタライブで「ライブやりたい」「ファンのみんなに会いたい」「新曲を聴いてほしい」と言っていたのは会社のためではなく、アーティストの本心で、ご本人の心からの言葉であると思っています。

自分がレペゼンに出会う以前より推してるX JAPANの話になりますが、
ヴォーカリストの名前が「TOSHIからToshlにならざるを得なかったあの時」と仕組み的には全く同じことが起きているのになぜ気づけなかったんだろうか。
未成年の皆さんは知らないと思いますが、Toshlさんは2010年までは「TOSHI」という名前でソロ活動、X JAPANの活動をしていました。
1994年頃からTOSHIさんは洗脳されていて、それが最も大きな原因となりX JAPANは1997年に一度解散します。
その後、1998年〜2010年まではTOSHIさんを洗脳していた団体に、X JAPAN復活後もTOSHIさんの活動の売り上げ(X JAPANのギャラも含む)の一切を搾取されていたという過去があります。
その被害は「Toshlさんが把握している分だけで」数十億円とも言われています。
今もその団体が「TOSHI」名義で発表した曲の権利を持ってるため、Toshlに改名するしかなかったというわけです。
私も2008年にX JAPANが復活してから「TOSHIは洗脳なんてされてなかったんじゃーん」とかお気楽な感じでTOSHIさんのソロ名義の曲を買ったりライブに行ったりしてましたが、実はバリバリ洗脳されてて(思い返すとライブではおかしな発言とかいっぱいあったけど気づかないフリをしたところはファンとして本当に反省しています)、2010年にTOSHIさんが告発したときには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

あれから私は11年、自分が全く成長してなかったという反省と、あの当時と同様に、社長やメンバーに対する申し訳ない気持ちがあります。
Toshlさんの時はToshlさんも一部加害者になるところもあるので、レペゼンの件と全く同じっていうわけではないですが、
Toshlさんも「地獄のような日々の中でも、歌ってる間やお客さんと交流している時間だけは幸せだった」とおっしゃっていたので、「きっとレペゼン地球もクリエイティブな活動をしている時間やファンと交流していた時間は幸せだったんじゃないか」と勝手に思っています。
解散が発表された時もTwitterで度々言いましたけど、「でもメンバーの友情が壊れて修復不可能とかそういう理由じゃなくて良かった」という感情が後からやってくるのが正直なところです。

話が変わりますが、私は以前とても小さな番組制作会社にいました。
社長がプロデューサー、ディレクターが2人、ADが私1人。
私が派遣会社から紹介された会社だったんですが、面接といっても会社側は内定前提で「ローカルで、4月から一般のおばちゃんが主役の番組をやるんだけど、どう?君がダメだったらこの番組をやるのは無理なんだけど…」って企画書見せられて、それがめちゃくちゃ面白かったんで「やります!」と2つ返事でOKしました。
お子さんも成人したような、子育て卒業したお年頃の女性が、「若い時にやってみたかったけどできなかったこと」(ポールダンスとかマジックショーとかランウェイ歩きたいとかホストで豪遊したいとか)を実現するという趣旨の番組でした。
しかし、「一般人の奥様方でTV出演OKな人」でさらに「TV的に面白い人」を一般公募で毎週毎週オーディションで探し出すのはとても人員不足でできない…
「一般出演者が探せないのにどうやって作るんですか?」という問題を解決したのが、とある会員制の「中高年女性向けイベント団体」の存在です。その団体の経営会社がスポンサー(しかも一社提供)兼、出演者のプロダクションだったわけです。
めちゃくちゃ怪しいじゃないですか。
その通り、その団体が2クール目で大トラブルを引き起こして制作料未払いのまま代表が飛んでしまったのです。
番組はなんとか総集編やタレントゲストで特別回をやったりしてワンクール持たせて、打ち切りになりました。
月の休みゼロ〜2、25時間労働の翌日16時間労働してたりするような過酷な状況でしたけど、企画会議も編集も収録も、みんなで腹ちぎれるぐらい笑いながらやってて、「過酷だけど辛くない」みたいな、超ブラックだったのにピリつくこともなくめちゃくちゃ楽しかったんですよ。
その後も情報番組やら通販番組やらやってたわけですが、ある時突然、派遣会社から「来月いっぱいでキモラさんを引きあげることになりました」と言われ、その会社を退職することになりました。
理由は、番組打ち切り以降、私の給料が会社から派遣会社に振り込まれておらず、派遣会社がずっと代わりに払ってた状態だったため、会社同士の取引ができないと判断されたということでした。

DJ社長が「こんなことになったのは俺が株を渡したせい」と言って自分を責めているのをみて、「トラブルが起こったあの時」をすげえ思い出しました。
当時働いていた制作会社の社長も、騙された側なのに局やMCタレントの事務所に謝ったり、出演してくださった奥様方やその家族に電話で説明したりして、さらに私にも「この番組の企画に惹かれて入ってきてくれたのにな。ごめんな本当に」と毎日のように謝られたことを思い出しました。
騙されながら作っていたけど、あの半年はテレビの仕事していた中ではダントツで楽しかったです。

解散発表された後の社長の1人しゃべりの動画では、騙された上に社長職まで解かれて、「レペゼン地球」を奪われた中で、『みんな鏡と現実は嫌と言うほどみてると思う!だからみんなにはやっぱり夢をみてほしいんよ!』って叫んでいました。
どう考えたって自分が同じ状況ならそんなこと到底言えません。
今日告発動画を出したことも、「ファンに隠し事をしたまま活動できない」という社長の誠意からくるものです。
裁判に不利になるかもしれないけど、「レペゼン地球は悪い大人に奪われた」という事実を私たちに伝えるために、あの動画を出して下さったのだと思います。

今後、いろんな憶測や噂が例に漏れず飛び交うと思いますが、しっかり情報を見る目を養う機会だと思って過ごしていきましょう。

キモラは毎月恒例のゾロ目の日、6月6日に備えます。

今日はこの辺で失礼いたします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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