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ホステスさんの着付け 補正について

ホステスさんの着付けを始めた頃の投稿で、補正をしないのでびっくりした、と書きました。

今回は補正について書いてみようと思います。これもやはりこのお店で体験したことが主になりますのでこれがミナミの着付けの通常、というわけではありませんがご参考までに♪

きもの青龍では、レンタルをご利用頂くお客様には基本的にはフェイスタオル2枚で補正をします。近くのタオル専門の問屋さんより購入している、中国のトップメーカー(とおっしゃってました^_^)の200匁・白色。
洗濯を繰り返してもへたりにくいのでいろいろなところで購入してみた後このタオルに辿りつきました。1ダース単位で購入できます。お値段も良心的なので気になる方にはお伝えしますね。

このタオルはたいてい胴回りに1枚、腰後ろの段差に1枚使います。くぼみが大きくてどうしてももう1枚、という場合は除いて基本的には2枚で畳み方を工夫して使用します。胴回りに2枚とも使う場合もあります。
普段はお店のタオルの枚数にも余裕がありますがお正月の初出の時などは一日にお客様がたくさんいらっしゃいますし、洗い替えも考えたらタオルを何枚用意しても足りないので、、、(というお店側の事情もありまして(^_^;)観光地のレンタルのお店でも特別な場合を除いてほぼ決まった枚数で対応されているのではないでしょうか)

胸元の補正は… 多くのお客様はしません。
ホステスさんは立ったり座ったり、深めの椅子に腰かけたり
お酒を作ったり、と着物といってもお仕事着であり動きも多いのであまり胸元を補正で張るようはしません。なにより暑くなるので入れたくないと言われることが多いです。もちろん中には入れて欲しいと言われるお客様がいらっしゃいますのでもう1枚タオルを追加して胸に当てる場合もあります。
綿花を使うことはほとんどありません。
しかも洋装のブラのままの方も多く和装用のブラをご存知ない場合もあります。バストが豊かな方にはもっとこちらからお勧めしていった方が良いかな…とも考えてます。

持ち込み着付けの場合。
毎日もしくは頻繁に着物をお召しになる方が多いのでご自分に必要なものはお客様が把握されていますし、お客様のお持物で着付けを完成させなければなりません。のでなるべくお客様のご希望に沿います。

腰まわりに関しては
 タオルを持参される方 が一番多く
 ヒップパッドを使用される方、
 全く補正しない方 の順になります。
胸元に関しては
 全くしない方(洋装のブラのまま、もしくは外す)
 和装ブラ、
 タオルを当てる方(少数) の順でしょうか。

浴衣のレンタルの場合もフェイスタオルを2枚使用しています。
浴衣は持込みで着付けのみご利用頂くことが多いため、暑い季節柄もあってやっぱり全く補正無し、というお客様も多いんですよね… 
着崩れや汗取りを考えるとせめてウエストに1枚くらいは、と思うのですが
腰の後ろに入れたタオルが落ちたりズレたりしたことのあるお客様は入れたくない!とおっしゃいますし、着付けの工夫とお客様にも所作や手直しを気を配って頂くようにしています。

 これはお仕事で着物を着られる方全般に言えるのではないかと思いますが、補正は最小限に留めているということ。
撮影などの着付けではないのでその方の体型に合った、着慣れた雰囲気も表現できたら良いなと思っています。

場所や着付けするお店、着付けする人によっても違ってくるとは思いますが
こんな感じです。また思いついたら加筆していきますね。


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