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兵児帯ってどんな帯⁈ いろんな兵児帯結んでみました

兵児帯、ヘコ帯。

最近いろいろありすぎて、いったいどれが本当の兵児帯なの〜?みたいになっていませんか? ハイ、私もです!

普通の脳だと、

子どもの浴衣で使うやつ

こういうのとか、

男性の浴衣で使うやつ

こういうのを思い浮かべますよね。

がしかし今は、

透け透けシフォン
ちょっとハリのある化繊の兵児帯(シワシワでごめんなさい)
こんなギラギラの兵児帯もあるんです!

これもこれも兵児帯なんです(解釈が広すぎる)。


そもそもは、
兵児帯(へこおび)とは、鹿児島地方の言葉で青年男性という意味を持つ「兵児」が由来となっている男性用と子供用に作られた帯です。

https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/hekoobitoha

ということらしいですが、現在は1枚仕立てまたは、帯芯の入っていない幅広の帯、と理解すると良さそうです。

いろんな兵児帯を結んでみた

そんなわけで、いろんな兵児帯を結んでみよう!と思い立ちました。まずは、普通の男物兵児帯。

シンプルで悪くない
普通のリボン結びです
垂れた感じもよき

これは、普通に巻いて、蝶々結びしただけなのですが、けっこう可愛いんじゃないかと思って、さっそくスーパーに行ってみたのですが、結び目がどんどん落ちてきてしまいました。仮紐や三重紐を使って落ちない対策が必要そうです。

その②:オーガンジーみたいな透け透け兵児帯

華やかな見た目
程よいボリューム感
前が寂しい感じなので帯締め&帯留めを足してみました

こちらは出先を短めにして、タレをパタパタして、文庫結びの要領で結びました。

可愛いのですが、前が細くなってしまうのが気になったので、帯板を入れました。

帯板は後からも入れられます

その③:ハリのある兵児帯

銀座結びに

着物っぽく、銀座結びにしてみましたが、幅がちょっと広すぎるかもと思い、タックをとってみました。

太鼓部分に箱ヒダをとってみました

なんか洒落た感じに見えます。

その④ :袋帯っぽい兵児帯

上側のヒダは倒しました
前の余った部分もパタパタして帯締めで留めます

こちらは「帯結ばない帯結び」のコルセットに。生地がしっかりしているので、屏風だたみしやすかったです。

兵児帯のいいところ

兵児帯はフォーマルには使えない(と言われる)帯ですが、今は着用シーンも多く、固い名古屋帯や袋帯より断然扱いやすいのが魅力。

生地も薄くて軽いので、身体の負担にならないですし、もし浴衣と半幅帯しか持っていない〜という人は、その次に兵児帯を手に入れたら、同じ浴衣で違う着こなしができて楽しいんじゃないかと思います。

そんな、きもの現在地。

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