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「オンライン着付け」動画撮影

今、和の國で取り組んでいることがある。
数ヶ月前から取り組んできた、「オンラインきもの着付け教室」だ。
業界初!と言いたいところだが、先駆者がある。
しかし、着付けメソッドだけは、誰にも、何処の教室も負けない自負がある。私たちは、ラクにカンタンに、そして美しく着ることを、常に追求し続けている。

今日までの和の國着付けレッスンは、事前学習(自宅学習)から始まる。
まずは、着付けDVDをご見ていただくことだ。
数回ご覧いただいて、何となく手順などをわかったいただく。
その中の特徴の一つが、帯を身体の前で結ぶ「前結び」だ。
レッスン当日を迎えると魔法にかかったように、1日で着物が自分で着られるようになる。

最近でこそ少なくなったが、レッスンから1〜2週間後、「何とか自分で着れました!」と着物姿でお出かけいただくこともある。
パーティの前に、和の國にお立ちよりいただいたご様子だ。
女将が、少し帯の形などお直しさせていただたりしている。
「これで安心!」の声とともに、キラリと輝くお姿はとっても素敵だ。


私たちには、「着付けは対面で」と言うイメージと、こだわりもあった。
しかし、日進月歩の世の中、流れに乗っていかなければならない。
エンドユーザーのニーズがあっても、正直こちらが付いて行ってない現状がある。

今日は、これまで準備を進めていた「着付け動画」の撮影だ。
前回、DVDを製作した際には、くまもと県民交流館パレアの和室を借りた。50畳以上あるので、寝返りも50回ぐらいできそうだ。

今回は、店内で撮影をやることにした。
照明もバッチリ、朝9時にスタート。
カミさんとスタッフの麻由子さんとの二人羽織だ。
カンペを読みながらだが、いい感じで進行している。

僕は、雨模様なので椅子とテーブルを濡れない店内への入り口近くに置いた。まさに門番。ノートパソコンひとつあれば、何処でも仕事ができる時代だ。宅急便のおにーちゃんの荷物を、そこで受け取った。
僕の役割は小学生でもできるが、少しでも役に立って良かった。

店外からガラス越しに覗くと、動画撮影の模様が垣間見れる。
長じゅばん姿で、ベルトの使い方をやっている女将の姿が見えた。
午後6時半過ぎ、撮影が終わった。
女将のここ数日の平均睡眠は、2〜3時間ぐらいだろう。
僕が寝るときはまだ起きていて、僕が起きたときもすでに起きている。

一蓮托生。今夜は僕もぐっすり休める。
「オンライン着付け動画撮影大勝利!」を胸に…。


追伸:
今しがた店内に入ったら、スタッフ(麻由子さん)より「今は、音声ナシで動画だけなので、お話なさっても大丈夫です!」と言われた。僕がずっと門番していることを気遣ってのことだろう。
調子こいて「コケコッコー、夜が明けた〜♫」などと振り付けを交えながら嬉しそうに歌っていた。
即座に、「くにさん、普通にしてもらった方が一番いいです!」と言われた。
妙に納得した自分がいた。


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