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禁パチンコ 151~180日 底辺バトルと他責思考


パチンコを続けると、日常生活にさまざまな悪影響が出ます。
何度も書いてきた通りお金が減ります。そして時間も減ります。周りの信頼までも無くなります。
そしてパチンコを続けると、思考やマインドが悪いほうへ変化していきます。
この傷はあまりにも深く、生き方にも悪影響を及ぼします。

どんなふうに変化するかというと、
他人の不幸を願い、自分の不幸を他人のせいにするようになるんですね。


他人の不幸を願うとは

パチンコを打っていると、隣の台が気になることがあります。

たとえば隣で期待度のかなり高いリーチや演出が起こったとき。
最近は特定のBGMやSEが隣から聞こえるだけで、「お隣さんに熱いのが来てんな」とわかります。
このとき、無条件に『外れろ~』と思ってしまうのは結構ヤバいです。


他責思考とは

パチンコを長く長く打っていくと人間も変わっていきます。
代表的な悪影響が『他責思考』ではないでしょうか。
何かが起こった時に他者や周りをのせいにする考え方です。

たとえば、休みの日にパチンコ屋の行列に並び、自分の前の人が狙っていた台に座ってしまいました。
しょうがないので他の台に座ってみたものの、大当たりが出ません。そろそろやめようかと思ったけども追加投資をしまくってボロ負け。
帰り際に狙っていた台を見てみると大勝ちしていてドル箱をいくつも積んでいました。

こんなとき、他責思考になるといろんなものを責めます。
狙っていた台に座った奴、パチンコ店の関係者、不本意に打つことになった台を作ったメーカー、パチンコ店に来る前に自分の前をのろのろ走っていた車まで思い出して責めます。

今日俺が勝てなかったのは自分以外のすべてが悪いんだという考え、つまり他責思考なんですね。
しかし休みの日にパチンコに出かけたのも自分、別の台を選んだのも自分、たくさん追加投資したのも自分です。

そしてこの考えはパチンコ以外にも及ぶことになります。
仕事がうまくいかないことも誰かのせい、自分が評価されないのも誰かのせい、家庭や人間関係も誰かのせい、生活が苦しいのは誰かのせい……
という具合です。
何から何まで周りや社会のせいにして歳を取っていくだけの存在になり果てます。
私もそんな考えをしていたので、よくわかります。

こんなふうに、パチンコを打っていると性格がゆがみます。
他人の不幸を願い、他人のせいにする人と交流したいと思うでしょうか?

パチンコについてのnoteを書くとき、とても冷静に過去の自分を見ることができるようになりました。
なんてつまらないことでイライラしたり怒っていたのか。
パチンコの毒はほとんど抜くことができたようです。

そして禁パチして半年が経過し、無事に当初の目標を達成することができました。
(最終目標は5年ですが……)
禁パチした直後は行く一歩手前まで追い詰められることもありまして、危ない時期もありましたけど、いろいろやってみることでパチンコ店の誘惑から逃れることとができました。

さて、辞めて半年が経ちましたが、パチンコを辞めてよかったかといえば、超よかったです。
これだけは間違いありません。そもそもパチンコやっていいことなんて基本的にないんですが……
打たなくなったことでお財布からお金が無くなるスピードがとてもゆっくりになりましたし、パチンコ屋への往復時間、ガソリン代、行列に並んでいる時間や遊技時間もゼロになりました。

私はパチンコが100%の完全悪だとは思っていません。
適度に楽しむことができる人ならば遊んでもらって全然いいと思います。適度なストレス発散にもつながりますよね。
それに、パチンコ関連の技術的な進歩は目を見張るものがあります。
しかし、世の中には適度の範囲を大きく上回って日常生活に支障をきたすレベルの人がゴロゴロいるんですね。
パチンコがないと行きていけない人やパチンコのために平気で嘘をついたり約束を破ってしまう人がとても多いのです。
これはパチンコにハマってしまうと誰にでも起こりうることなので、だったら最初から打たないのが一番なんですね。