手数料や追加徴収がやたらと多いヨーロッパ

My Sabbatical Journal 21

2024/04/25

 日本を出国し1週間が経った。昨日はハーグにある「出入国在留管理庁」たる機関に出かけて顔写真撮影、署名、10本指の指紋情報を提出してきた。16歳になったとき、台東区役所で押した人差し指の指紋提供、そして18歳(?)ごろに韓国の住民登録証作成に伴い、親指(やおそらくすべての指)が真っ黒になったこと、21世紀に入り復活した出入国の際に行われる指紋情報のプロセス等々がこの短い5分間の間に蘇ってきた。そうだ、僕は管理されているんだ。

 人権、管理、犯罪、治安、移住者、安心、安全…

 さて、この国は、もしかしたら現在のEU圏は何でもかんでも手数料でお金をとろうとしている。それはどの国も同じなんだけど、コストが若干高い。

 郵送で送った日常品に30ユーロの関税を払わないと届けてくれないという手紙が届き、少しガックリ。もう一つの荷物もあるからこれもまた無駄にお金がかかってしまいそう。すべてがエミレーツ航空の機内持ち込み品の制限から派生した別送品なので、エミレーツに乗らなかった私たちとしては痛手。

 ようやくエミレーツの相談窓口CHATとつながり、乗らなかったチケット代は2-3週間で返金されるみたい。とはいえ、新規購入のチケットはお得なチケットでもなかったので、高い買い物におまけの別送品+関税までついてしまった。

 払った(払うべき)お金は戻らないが、前向きにとらえる方法があるのならば、ミュージアムカード(年間75ユーロ)で400前後のミュージアムを見学しまくることかもしれない。フェルメールとレンブラントの名画を実物で見たことを昨日の手柄としよう。

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