どうして日本人はウマシカだらけなのか？ その5

よく、夢の希望のということをお聞きにならないか？
しかしながら、たとえばかつての私みたいに、「職業作家になりたい」
などと言っても、
「砂漠でダイヤ拾うようなもの」
としたり顔で一蹴する・・・
職業作家に限らず、歌手でもなんでもそう。
日本人は、夢見るナントカをよく思わない。
そのくせ、夢のマイカーのマイホームのと、
金でままなる夢の形に、目がないｗ
もっともうつつは、中古建売なり、一条工務店の高級プレハブなり買えるだけまし。
注文住宅なんて、夢また夢。
このことと、日本人様のスパイト精神は無関係ではないだろう。
人がうまくいくことが、根差した奴隷根性ゆえに、悔しくてたまらないのだ。許せないのだ。足を引っ張らなければ気が済まないのだ。

日本の愚民に顕著な、奴隷根性について多々掘り下げる必要はあるかも。

その元凶は、ド強力な縦社会および上下関係、そして行き過ぎ管理教育にあると、過去に指摘した。

極端な例が、ＰＬ学園野球部で、先輩さんには、「はい」しか言えない。
そんな環境で、どうやったら、やれ夢のやれ希望の、思える？語れる？
少しでも先輩さんの気に障ったら、悪罵され、蹴られ殴られ・・・
自分の意志を見せるなら、せいぜい部活クビだろうて。
しかもそういった陋習は、代々受け継がれて、２１世紀も５分の１を消化した現在なのに、残っている。＜ＰＬ学園野球部そのものは事実上廃止＞
そして、副産物的にできる人間像は、面従腹背の、いやたらしい人間。
蹴る殴るするような先輩さんでも、敬う振りしなければ、部を追われるから、いつしか身についてしまう。＜いやな人は退学覚悟で？辞めるんだろうけど＞そして後輩に、自分がされてきたことをするのだ・・・

そんな風に、馴らされ、調教された人々が、ごく一部の例外を除いて、自分にしか見えない夢など、見れるはずがない。
遼東のいのこならまだましで、せいぜい豚シャブロースをたらふく食うてな夢がおちだろう。

言いたいことは、日本人様の多くは、金品だけであがなえる夢しか見れず、そしてせいぜい、それを手にする「希望」しか抱けない。
思考判断に基づいた行動を否定されるのだから、当然と言えば当然。