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【ダブルスライダー】MORIGAMI もりのかみさま【乃木坂】

今回は、「MORIGAMI」、東京都港区桑田記念児童遊園のデザイン遊具のお話です。8/20に公開した動画です。

こちらの映像は、iPhone12(FILMIC Pro)+ジンバル(DJI Osmo Mobile 3)で撮影しています。

見るからに異質な感じがするこのすべり台は、高須賀昌志氏のデザインによるもの。正式名称は、「MORIGAMI もりのかみさま」です。高須賀氏のデザインといえば、本来、もうひとつのすべり台、東京ミッドタウン横の檜町公園の「SANJIN やまのかみさま」が有名で、自分もミッドタウンができた頃、仕事で毎週このすべり台の横を歩いて通り過ぎていました。

こちらが「SANJIN やまのかみさま」。

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卍の紋からインスピレーションを受けているというこのすべり台が、印象に残っていて、実は、「Sliders!で港区に行くならコレだな」と前々から思っていました。

だけど、ちょうど撮影に行く前の週に、何度か乃木坂に行くことがあり、「MORIGAMI」の存在にたまたま気付いたことから、予定を変更しました。webで調べると「SANJIN」はよく目にしますが、「MORIGAMI」は情報が少なかったから。でも、「SANJIN」を改めて見に行った時、いつかちゃんと撮影してみたいとも思いました。

なーんて、「SANJIN」とか「MORIGAMI」とか知った風に言ってますが、名前があることも、高須賀昌志氏のデザインだということも、撮影するまで知りませんでした。ただ、「なんかシャレたすべり台があるなぁ」くらい。

「ちゃんとした名前があるとしたら、勝手に異名なんかつけちゃいけないな」と思い、そのままの名前でサムネイルを作りました。

でも、本当は、どのすべり台もそうなんですよね。デザイナーさんがちゃんといて、製作する人がいて、設置する人がいて、すべり台がそこに存在している。名前が出る人たちではないけど、大切な人たちがいる。

日都産業さんのHPにこんな記事がありました。

君とすべりたい♪を始めるまで、「遊具のデザイナー」という職業について、あまり考えたことがありませんでした。

世の中には「遊具づくり」に関する教科書がなければ、参考書もありません。自動車には整備を学ぶ専門学校がありますし、アパレルもデザインを学ぶ学校があります。ところが、遊具にはそういったものがありません。学問や体系としての遊具づくりがないため、みな働きながら「遊具のプロ」を目指します。(日都産業株式会社様 HPより)

「MORIGAMI」「SANJIN」と、この話をごっちゃにしてはいけないと思いますが、遊具、公園のデザインに何を求められるかということは、一緒だと思います。その公園に集まる人が何を求めてるか、その遊具で何を感じて欲しいのか、街や環境にどう馴染み、どういう存在であるべきなのか。ただ、それだけを考えてるんだと思うと、すごくワクワクするお仕事ですよね。

その上で、港区、ミッドタウン、乃木坂という立地、「MORIGAMI」「SANJIN」という存在。すごくマッチした遊具だなと。だから、強烈に記憶に残っていたんだと思います。単に「変わったカタチの遊具」ではない何かをこのすべり台に感じました。

そして、ちょっとおシャレなBGMをつけちゃうボク。
単純です。

そんな映像がこちら。

公園に行って、遊具に出会う時、どんなことを想像してその遊具がデザインされたのか。そんなことを考えるのも一つの楽しみ方かもしれませんね。


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