武器を持つため

釣り記事のタイトルのようになっていたらすみません。
今回は資格(=武器)取得に関するお話です。

興味のあることや今後やりたいことやってみたいことなどを考えたときに、どんな肩書や資格があったら今後面白い展開になっていくだろうか。

「私の武器は何か?」

古代発火法検定のようにユニークなものに目が行きがちな性分ですが、冷静に考えると正統派な資格も取っておいて損はないと思い、キャンプディレクター1級の取得を決意しました。
(古代発火法検定の体験記はこちら▶https://note.com/kimiragi/n/na22a5d626951

この資格は試験もあるので、その前段階の講習会に参加した際の記録です。
内容というより面白く感じたことを残します。


特に知り合いがいるわけでもなく参加した養成講習会。不安でも、楽しむしかない。

キャンプや野外教育に関わるようになり、自分で呼んでもらいたい呼び名を伝える機会が増えた。自分自身の新たな一歩という意味合いもあり今回から自分の呼び名を新しく「ラギ」と命名した。

講習会の序盤、しばらくはアイスブレイクの時間。キャンプに関わっている、という大きな共通点はあるが、参加した背景や職業や立場は様々。積極的な方も多そうでたくさん情報交換できる予感。これだけで参加した価値がありそうだとワクワクした。

アイスブレイク終盤で、課題に取り組むグループ決めが行われた。最後のアクティビティで近くにいた人たちでなんとなくグループになっていく。スムーズに決まり、さすが大人のグループ分けという感じだった。

グループでの会話の中で、「ラギって呼びにくいから伸ばしたら?」とご指摘を受け納得、「ラギー」に呼び名を変更した。しっくり来た。

自由時間には各々積極的に交流したり情報収集したり、こういう空間は久しぶりだ。この講習自体も久しぶりの対面方式の実施らしく、コロナ禍に実施したオンラインでの講習会では参加者同士の交流が生まれにくくなっていたそうだ。以前は指導者や教育関係者が多かったようだが、キャンプブームにより、最近では様々な業種の方の参加するようになったとか。

宿舎でも参加者との話は尽きない。同じグループの方と打ち解けて2月の検定会の宿を探しながら一緒にダラダラしたり、入浴が2人ずつしかできないため順番に気を遣ってみたり(ダラつきすぎて最後に入りたかっただけ)。
この場面は人柄が出る。気を遣ってか最初を避ける中1番に入る人、どうするか迷い部屋で待機する人、早く入って寝たい人、様子を見に廊下をうろうろする人。順番を決めようと提案する人もいたがみんな揃わず、結局空いた瞬間に譲り勧められて入っていく。
ダラダラされるのが一番迷惑だったと思う。反省した。

2日目のメインはフィールドワーク。グループでコースを決め会場周辺を2時間半ほど散策した。

立ち寄った公園はとても広く、多くの人たちがそれぞれ楽しんでいた。
写真撮影をしている白い服を着たアーティスト?集団、一度でたくさんシャボン玉を作りだす人、モルックやスパイクボール?などスポーツを楽しむ人、着物で公園を楽しみながら写真を撮る人撮られる人、小さめのホールケーキを持ち写真を撮る人、覚えているだけでも多種多様。
それに背の高い木、背は低いが横に枝が広がる木、木の生えてない芝生、紅葉とイチョウがきれいで何をやっても楽しめる空間だと思った。イチョウがちょっと匂うけれど、それも含めて。公園を管理するのもいろいろ計算されているんだろうな。大変そうだが面白そう。木の勉強したい。

フィールドワークでも個人の特性が発揮され、最初にきちんと時間管理してくれた方のおかげで行きたい場所に行けて時間内に帰り着いた。本当に感謝、頼れる大人がいて良かった。

2日目の入浴は前日の順番が参考になりより円滑に進んだ。
参加者の仲も深まり色んな人と話ができた。関連グッズやキャンプ事業を生業としている人からは現場の話とワークショップ宣伝のコツなどの具体的なアイデア、拠点を転々としながらもやりたいことや信念がしっかりしている写真好きな人からはこれまでの変わった居住スタイルや今後の悩み、協会に所属している人からはその協会の実態など、結構ディープな話が聞けた。

クループ課題は「キャンプ指導者に求めらること」についてルーブリック評価を考え発表すること。
どんな人についていきたい?自然が好きって何?どんな上司とは仕事したくない?話をしないチームとは?成長って何?個人スキルだけでなく人脈も武器?どんなキャンプが好き?これまで出会った素敵な人は(人柄として)?
会話が進まないときは関係なさそうなことやテーマと逆説的な質問を投げかけたり、難しかったけど哲学してるようでいい時間になった。
発表も悪くなかったはず。指摘もあったが、正解があるわけでもないし、深い話ができたから良し。

他のグループの発表も新たな気づきが多くとても勉強になった。

今回の参加者の皆さんとはまたどこかで会える気がする。

今後ともよろしくお願いします。


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