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第29回 言葉のやり取りの難しさ

タロット占い師キミノです。
stand.fmにて音声配信を始めました。
こちらでは、文字起こししたものを投稿しています。

タロット占い師キミノです。
この番組では、日常の事や占いをとおして感じたことを
占い師目線でお話しています。

第29回目の今日は、言葉のやり取りの難しさ です。

言葉のやり取りの難しさって、その発せられた言葉の裏を読もうとするから怒りがわいてきたり、悲しくなったりすることも、あるんじゃないのかな?と思います。

というのも、こんなことを考えたきっかけになったのが私のやらかした失敗だったんです。

先日、テーブルの上にお茶の入っているカップがあるのを知っていたのに、私は、先に別の物を動かしたくてカップに手が当たらないようにしたら、動かせるだろと思ったんです。

それで、手前にある、その物を先に動かそうとしたら、
ま、想像できることなんですが、
手は当たらなかったけど、物がカップに当たって、結局お茶をこぼしてしまったというなんとも、間抜けなことをしてしまったんです。

それをたまたま見ていた息子が「だいじょーぶー?」と言ってきたときに、
私はとっさにその言葉を嫌味に取ってしまったんですねー。

カチンときて、「大丈夫なんてきかんといて!」と言ったら、
「じゃあ、何ていえばよかったんよー」と悲しそうに言われ、ハッとしたんです。

心配して声をかけてくれた息子の言葉なのに、嫌味だ!って言葉の裏を私は読んでしまっていた。と気づいて、ゴメンと謝って、大丈夫と返事しました。

どうして私が、息子に嫌味を言われた!と思ってカチンときてしまったかというと、これまでの経験で私が何かを失敗したときに誰かに言われた心ない一言を覚えているからなんですよね。

子どものときに親から「どんくさい!」と叱られたこととか、学校の友達に「もー、なんしよんー??」と呆れられたことが、大人なってからはミスすると「大丈夫?」と言われた言葉に「どんくさい・なんしよんで・わざと?」といった本音が隠されているのでは?と変化していった経緯があるから、言葉を素直に受け止めるのが難しくなっていったんだと思います。

そういうことで、先日の間抜けな失敗をした私に息子が心配して発した、
「大丈夫?」という言葉も、裏の意味があるのでは?と瞬間的に探ってしまっていたんですね。


Lineでのやり取りの難しさも同じように、言葉の使い方を誤ると関係を破綻させることだって起こってしまうなーと思います。

発信者の言葉を理解しようとした受け手が、発信者が意図した意味とは別の方(それも、悪い意味)に解釈して、問題にしてこじらせてしまい、結果、発信者と受け手の関係が悪くなってしまうのはとても残念なことだな、と感じてしまいます。

言葉のやりとりの難しさって、誰にでも当てはまることだと思うんですよ。


私の失敗したやり取りで例をあげると、息子がよく遊ぶ友達がいて、いつもその子のお家に何人かの子どもが集まって遊んでいるんですね。

ある日、その子のお母さんに、「次回、息子がお邪魔するとき、私も少し顔だしていいかな?いつも子どもが遊びに行かせてもらっているから。お礼言いたくて。」ってLineを送ったんです。
意味合いとしては、
「私は家に上がるつもりはないけど、挨拶しておきたい」ということが言いたかったんです。

でも、相手のお母さんは、次回は私もお家に上がりたいと思ったのか、あげなくちゃいけないの?と感じられたのか、
「遊びに来る子どもたちが多いから、ごめん。部屋がゴチャゴチャして恥ずかしいからこちらから連絡した時に来てもらってもいい?」
と返事がきたんです。

このことからわかるように、私が言いたいことと相手が理解した内容が変わってしまっているんです。

発信者も受信者もこの言い方なら相手にわかるだろうと思って発してみて、受け手から返信があってやっと誤解している、させているって気づくんです。


Lineは特に顔も見えない、言葉だけのやりとりになるから、簡単なやり取りのために使うツールとしては最適だと思います。
でも、お互いに気持ちを通じ合わせるためには、解釈の幅が広がるような文を送ってしまった場合、誤解が生まれてしまうことも起きるんですよね。

また遊ぼう!というメッセージに、来週は予定入ってて…と返事だけしたら、もう誘わん!と、声をかけた人が怒ってしまうのは、
「来週は予定入ってて」を「ずっとむり!」と解釈したからなんですよね。そんなこと言ってなくて、ただ、単純に来週はムリなだけかもしれないとは思わなかったから怒りがわいてしまったんだと思います。

そして、返信した方も、来週はムリやけど再来週は空いてるとか言葉が足りなかったことに気づいていたら、嫌な思いをさせることもなかったかもしれないんです。

二人の間に誤解が生じているのに気づかないで、「あの人は誘っても断るから声掛けない!」ってなる、こういう出来事って、結構当たり前に起こっているんだろうなって思います。


言葉の裏を読もうとするのは、日本人の美徳かもしれません。
ただ、それでうまくいっている関係がこじれたりダメになってしまう位なら、もっとシンプルに読んでもいいことだってあるのかもしれないです。

相手との関係をうまく付き合っていきたいと思われるなら、シンプルに裏のない言葉として相手のメッセージを読みたいし、変に解釈されないようなメッセージを送りたいですよね。

この番組では、こんな話を聞いてみたい、
私はこんな風に思ったなど、
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それでは今日はこのへんで。
タロット占い師キミノでした。
最後までお聞きくださりありがとうございました


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